コロナで価格破壊した出会い系…写真とまったく違う顔の「援デリ女性」と出会ってしまった体験談

「ゲッティ」から引用

■コロナと売春相場

 コロナ禍による混乱が続く日本経済は大恐慌といってよい。物がとにかく売れない時代となった。物が売れない以上は値段を下げるしかない。それは体を売る女性にとっても言えることだ。

 風俗嬢として働く友人や知人が口を揃えて言うには、緊急事態宣言発令中は店が閉店したり、開店休業状態だったりで、ろくな収入がなかったそうだ。収入がないので彼女たちは「出会い系」へ、または1回の単価が高いNS(生中出し)が出来る高級店へと流れた。

 出会い系サイトでは個人による売春をほぼ黙認しているところが多い。筆者がよく利用しているのは「ハッ○ーメール」だ。売春の相場は見た限り1~1.5万円である。以前ならば、ゴムありで1万円だったところが、5000円で中出しできる。もはやそこまで一部の女性は安くなっているのである。風俗店で働けなくなった若い女性が大量に参入したので、容姿の良い女の子が増え価格が崩壊した。それが良いことか悪いことか判断するのは読者にまかせたいが、一昔前はとにかく価格は高い上に自分の好みからズレた女性との不幸な出会いも多かった。その時の強烈な思い出を一つお話しよう。

■悪質業者「援デリ」にはワケあり女性

「援デリ」と呼ばれる悪質業者をご存じだろうか。「援デリ」とは無認可の売春斡旋業者だ。風営法違反だから、そもそも風俗店ですらない。何かしらワケありの女性が働いていることが多い。そのほとんどが半グレやヤクザなどの反社会的な組織によって取り仕切られているため、普通の風俗店では許されないことも平然と行われている。

 たとえば「バンス」だ。これは嬢に先に借用書などを書かせ、給料を前借りさせる行為を意味する俗語だ。「前借り」自体は問題ないかもしれないが、嬢の意思に反して「バンス」が行われることもある。援デリでは当たり前のように行われている。また性病検査もしていないので性感染症を罹患していても働くことができる。

 では、どうすれば出会い系で「援デリ」と「一般女性」を見分けるか。コツは事前のやりとりにある。援デリ女性は回転率を重視しているので「会ったらまずどこかで食事をしない?」などとこちらが提案しても、とにかく早くセックスしたいなどと言い、本番に持ち込もうとする。

 また、援デリ女性はラブホテル街に近い場所を指定してくることが多く、会う前に自分の特徴を言わず相手の特徴ばかり聞いてくるのも共通している。そして、いざ指定場所に行ってみると、サイトに載っていた写真とは異なる女性がやって来るわけである。

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