【硫酸事件】世界で頻発「アシッドアタック」の実態! 失明、変貌… 被害者の苦悶
■アシッドアタックの後で生涯の伴侶を得た女性
このような悲惨な事件は、その多くは男尊女卑の風潮が色濃く残る国々で起きている。だが、アシッドアタックに対する量刑を重くしても、減少する気配は一向にない。
ケイティ・パイパーの場合はかなり恵まれた例だ。アシッドアタックの被害に遭った女性たちの多くは、現代のどんな先端的な医療技術をもってしても、その顔が完全に回復するまでには至らず、一生、心身ともに傷が残ることになる。そのような女性に好意を抱く男性はいるのだろうか。少なくとも、インドでそのようなケースがある。
ラクシュミーという女性は、15歳の時に求婚を断られた男からアシッドアタックされた。彼女の美貌は破壊され、結婚への道を絶たれたかのように思われた。だが彼女は、アシッドアタックに対するキャンペーンをソーシャルメディアで展開する活動家のアロク・ディキシットと恋に落ち、結ばれている。
アシッドアタックを受けた女性たちの多くが顔を隠し、世間から隠遁するかのように暮らしている。しかし、ラクシュミーは顔を隠さず自由気ままに生活していた。アロクは、その彼女の大胆且つ優雅な精神に圧倒され、交際を決意したという。そして、アシッドアタックという過酷な体験にもめげず、明るく前向きに行動していたラクシュミは、ついに生涯のパートナーを見つけたのだ。
ケイティ・パイパーやラクシュミのような例は、アシッドアタックという絶望的な体験をした女性たちに希望を与えるものとなってほしいものだ。
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2024.10.02 20:00心霊【硫酸事件】世界で頻発「アシッドアタック」の実態! 失明、変貌… 被害者の苦悶のページです。アシッドアタック、中東イスラム圏、硫酸、男女平等、SDGs、白金高輪などの最新ニュースは好奇心を刺激するオカルトニュースメディア、TOCANAで