中国の大手不動産企業「恒大集団」破綻危機の裏に陰謀! 新・新世界秩序とイルミナティ、全て作られたシナリオ…
●今後予想される“陰謀シナリオ”
恒大集団の破たん劇はこうなる。最初は恒大集団の関連企業がつぎつぎと売りに出され買い手は安くそれらの企業を取得できるだろう。つぎに、価格が下がった手持ちの不動産も投げ売りするしかない。それらも買った企業から見れば大儲け。そして総量規制の中で買う余力があるのは間違いなく中国の国営企業のはずだ。
そうしてもう売るものがなくなった段階で、中国政府が何らかの方針転換を打ち出すだろう。
「共同富裕」、つまり富の格差の適性化を打ち出している中国政府にとって都合がいいのは、富裕層が大損して、一般の労働者は損にならないような決着だ。それはたとえば社債はデフォルトさせたうえで、工事会社や設備会社への支払いは国が肩代わりするような方式である。
そういった隠れた方針があったとしても今のように「救済などしない」という姿勢を中国政府が取り続ける限り、中国経済は大混乱となり、そこから欧州、アメリカ、日本へと苦境が連鎖する。グローバル市場で株式は暴落し、コロナとのダブルパンチで世界経済は危機を迎えることになる。
それを止めるタイミングを中国政府は選べる。方針転換後、中国国内の大混乱は数か月で終わり、また元の成長軌道に戻ることになる。ここがポイントだ。中国政府が国内の不動産企業の破たんの後処理を宣言し、暴落したグローバル株式市場が回復に向かう頃になってわれわれは気づくだろう。世界の優良企業の株式を特定の国家が買い占めていることに。果たしてそれもイルミナティのアジェンダに沿ったシナリオなのだろうか……。
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