『千と千尋の神隠し』油屋は売春宿だった? 『耳をすませば』と「自殺」の関係も…知られざる「ジブリの都市伝説」5つ!
本日金曜ロードショーにて『千と千尋の神隠し』が放送されるが、細部まで作り込まれ、子供からマニアまで楽しませるスタジオジブリの作品には、多くの裏設定が隠されているといわれ、インターネット上では数多くの都市伝説がまことしやかに囁かれている。今では海外でも取り上げられるスタジオジブリの都市伝説について、映画ニュースサイト「Screen Rant」からいくつか紹介しよう。
■耳をすませばで自殺したくなる人々
1995年公開の『耳をすませば』は中学生の男女の恋愛模様を描いた物語であるが、この映画のテレビ放映の後には「自殺したくなる」とネット上に書き込む人々が増えるという。その多くは十代の頃にこの映画を初めて見た人々で、十数年を経て改めて鑑賞すると、自らの「何もなかった」青春時代や、若かりし頃の無為に過ごした日々を嘆きたくなるというのである。
実際に誰かが自殺したとは聞かないが、この話は今や海外でも知られるところとなっている。
■『千と千尋の神隠し』油屋は売春宿だった?
(ブエナ・ビスタ・ホーム・エンターテイメント)
2001年公開の『千と千尋の神隠し』で主人公の少女・千尋が迷い込み、住み込みで働くことになった湯屋「油屋」。八百万の神々が集うこの不思議な施設はただの浴場ではなく遊郭、要するに売春宿であったといわれている。
かつて日本では浴場が売春宿として機能しており、遣手婆と呼ばれる老婆が働き手である女たちの教育や管理、宿の運営を行っていた。女たちは本名を奪われ、より単純で呼びやすい名前を付けられたとされる。まさにこの映画のストーリーの通りだ。
実際、監督の宮崎駿はこの説を認めているという。日本版『プレミア』の2001年6月21日号での『千と千尋』についてのインタビューで、どうして今回はこういう話にしたのかと質問された監督はこう答えている。
「今の世界として描くには何がいちばんふさわしいかと言えば、それは風俗産業だと思うんですよ。日本はすべて風俗産業みたいな社会になってるじゃないですか」現代の日本社会はセックス産業のようになっているとも発言しており、この映画は確かに売春の隠喩であるようだ。
■ポニョと宗介の未来の姿?
2008年公開された『崖の上のポニョ』に登場する魚の子ポニョと5歳児の宗介、その未来の姿がスタジオジブリの別作品に描かれているのではないかと言われている。それは1989年公開の『魔女の宅急便』で主人公キキの居候先のパン屋のおソノ・フクオ夫妻である。人間になったポニョと宗介は成長後、恋に落ちて結婚し、移住してパン屋を開いたというのである。
この二作品以外にもスタジオジブリ作品にはつながりがあるといわれている。例えば『となりのトトロ』のまっくろくろすけが『千と千尋の神隠し』に登場していたなど。ファンにはたまらない小ネタが多数仕込まれているのだ。
人気連載
“包帯だらけで笑いながら走り回るピエロ”を目撃した結果…【うえまつそうの連載:島流し奇譚】
現役の体育教師にしてありがながら、ベーシスト、そして怪談師の一面もあわせもつ、う...
2024.10.02 20:00心霊深夜のパチンコ屋にうつむきながら入っていく謎の男達と不思議な警察官【うえまつそうの連載:島流し奇譚】
現役の体育教師にしてありがながら、ベーシスト、そして怪談師の一面もあわせもつ、う...
2024.09.18 20:00心霊奇妙な風習…“引っ張り合う”魂が集う墓地に佇む老婆【うえまつそうの連載:島流し奇譚】
現役の体育教師にしてありがながら、ベーシスト、そして怪談師の一面もあわせもつ、う...
2024.08.07 20:00心霊『千と千尋の神隠し』油屋は売春宿だった? 『耳をすませば』と「自殺」の関係も…知られざる「ジブリの都市伝説」5つ!のページです。崖の上のポニョ、天空の城ラピュタ、ジブリの呪い、スタジオジブリ、千と千尋の神隠し、耳をすませば、魔女の宅急便などの最新ニュースは好奇心を刺激するオカルトニュースメディア、TOCANAで