自殺者を引き寄せる“穴”の秘密とは!? シンガポールの最恐タブー、アジア最先端の実話怪談
一見、美術館や博物館にも見えるのですが、基本的には複合商業オフィスビルです。たしか住友系の会社が開発に関わっていたように思います。このパークビュー・スクエアは、建物の前面に銅像を置き、悪い気の流入を防いでいるそうです。事実、同じ場所にある「ゲートウェイ・ビル」も風水を取り入れて建築されているとか。長年、このあたりは更地だったんですが、理由は悪い気がパークビュー・スクエアの土地に凝集するからと。たしかに、この20年間のシンガポールの経済発展を考えると、かなり異様な空き地だったのかもしれません。都市開発の最中、商機にして投機対象の土地が空き地だったんですから。さらに建築されたビルや施設も風水防壁を張り巡らしているとまで言われるので、よほどのことがあるのかもしれません。
――では、ゴースト・マンス(幽霊月間)とは?
P氏 華人の行事で、日本でいうところの「お盆」に当たるんですが、この期間がシンガポールでは長いんです。1カ月ほど、家族は戻ってくる死者への歓待、または人ならざるものへの警戒から外でドンチャン騒ぎをする習慣があるんです。そして、この宴会の際に参加人数よりも多く椅子を用意するんです。つまり、戻ってくる死者のための座席です。通りがかりの人や遠くからその宴会を見る人々は、だいたい「あぁ、満席の宴会で楽しそうだなぁ」と思うそうで。華人の行事ですから、通行人は無関係なマレー系やユーラシアンですよね。その彼らが本来は空席のはずの椅子に誰かが座っているのを見かけるそうです。
――それは興味深いですね。
P氏 シンガポール、凄く面白い国ですよ。良かったら一度来られませんか?(笑)
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2024.10.02 20:00心霊自殺者を引き寄せる“穴”の秘密とは!? シンガポールの最恐タブー、アジア最先端の実話怪談のページです。風水、シンガポール、穴、島などの最新ニュースは好奇心を刺激するオカルトニュースメディア、TOCANAで