プーチンの精神状態は「パラノイア」か!? コロナ禍で孤立深め、妄想肥大… 専門家が分析
ウクライナ侵攻という暴挙に出たプーチン大統領が、ロシアが核保有国であることをちらつかせて世界を戦慄させている。一気に核戦争という最悪の事態が現実味を帯びてきた情勢だが、もしロシアが核兵器を使用すれば、米国も対抗して核兵器を使用し、各国を巻き込んだ全面核戦争へと発展しかねない。もちろん多くのロシア国民も犠牲になるばかりか、プーチン自身の命さえ危うくなるだろう。どう考えても核戦争はプーチンにとってデメリットの方が大きいはずなのだが、ではなぜ、彼はこのような言動に及んでいるのだろうか。
■世界中で囁かれるプーチンの心身の異変
英紙「The Daily Mail」などの報道によると、過去にプーチン大統領と面会したことのある多くの議員が、その精神状態について懸念を表明している。たとえば上院諜報委員会マルコ・ルビオ氏は「プーチンはいくつかの神経学的、心理的問題を抱えているのではないか」と語り、上院情報委員会のマーク・ワーナー委員長が「ここ数年、プーチンはますます孤立している」とインタビューで明かせば、元駐ロシア大使のマイケル・マクフォール氏も「コロナ禍でさらに孤立を深めている」と指摘するなど、米国政治の中枢でも憶測が広がっている状況だ。
実際、プーチン大統領はコロナ禍で内に引きこもりがちになったという。感染を極度に恐れ、側近ともなるべく会わず、やむなく対面する必要がある人物は事前に2週間の隔離や、週数回の検査が義務づけられているようだ。ここ2年間は明らかに外出する機会が減っており、アメリカ外交問題評議会では「コロナ後遺症で(脳に霧がかかったように集中できない)ブレインフォグに苦しんでいるのではないか」という推測まで飛び出している。また、トリニティ・カレッジ(アイルランド)の神経心理学者であるイアン・ロバートソン教授のように「心理的孤立が傲慢症候群を招いたことで正常にリスクを評価できなくなっている」と分析する学者もいる。
それらに加えて、2年前には英紙がスクープとしてプーチン大統領がパーキンソン病を発症したと報じるなど、彼の心身をめぐる疑惑は絶えないのが現状だ。
■プーチンの異変の原因は!?
今回、プーチン大統領の精神状態について専門家の目にはどう映っているのか、真相に迫るため筆者は麻布メンタルクリニックの公認心理士、サイコドクターこと黒岩貴氏に話を聞くことにした。
「プーチン氏は、パーソナリティ障害が疑われます。一度専門家のカウンセリングを受けるのがよいと思います。また、他者が自分に対して敵意を持っていると過剰に懐疑心を抱いているようにも思われます。その場合には、認知症、統合失調症、妄想性パーソナリティ障害、アスペルガー症候群などの疑いもあります。やはり、一度受診されるとよいと思います」(黒岩氏)
心理カウンセラーである筆者は、プーチン大統領がパラノイア(妄想性障害)を抱えているように分析する。パラノイアの症状は被害妄想、誇大妄想、激しい攻撃性、自己中心的な性格、異常な支配欲、破壊的願望などが挙げられるが、要求を呑ませるために核攻撃も厭わないとする姿勢など、合致する点があるように思う。
そしてパラノイアは、独裁者が発症しやすい精神疾患とも言われ、旧ソ連の独裁者スターリンも患っていたとされる。スターリンは「常に周囲が自分の命を狙っている」という妄想が肥大し、少しでも疑わしい人物はすぐに粛清した。
黒岩氏や筆者の分析が当たっていた場合、たとえ今回のウクライナ侵攻が無事に停戦合意に至ったとしても、治療しない限りはまた同じような状況が繰り返される可能性がある。なによりもプーチン大統領のような独裁者が「核のボタン」を握っている点が気がかりでならない。誰か彼の周囲に治療を助言できる人がいればよいのだが――。ウクライナに一刻も早く平和が訪れることを切に願う。
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