全米で真犯人探しが加熱「マクステイ一家惨殺事件」未解決の謎とは? 相次ぐ姿目撃、3年後の急展開…!
やがて、ジョセフの仕事仲間であるチェイス・メリットこそ真犯人ではないかと疑う声が高まっていった。メリットはジョセフから連絡を受けた最後の人物にして、彼らが生きている姿を最後に見た人物の1人であるとともに、過去に強盗犯として有罪判決を受けた犯罪歴があったのだ。
警察の尋問によりメリットは、家族が消える直前に家族と約1時間過ごしたことを認めた。しかしメリットは失踪への関与を否定し、嘘発見器のテストでは嘘をついていないと判定された。ジョセフの父パトリックも、メリットが息子の失踪とは何の関係もないと考えていた。
妻サマーの元ボーイフレンドであるヴィック・W・ヨハンセンにも疑惑が及ぶことがあったが、有力な証拠は何も見つからなかった。
そして失踪から3年半以上が過ぎた2013年11月11日、カリフォルニア州ビクタービル郊外の砂漠地帯で白骨化した4人の遺体が通りかかったバイク乗りによって発見され、捜査当局はこれらの遺体の身元が2010年に失跡したマクステイ一家であると断定した。
検死の結果、家族の4人全員が、遺棄現場にあった約1.4㎏のハンマーで頭部を殴られて撲殺されたことがわかった。
当局はマクステイ家のSUVからチェイス・メリットのDNAも発見されたことで、彼を殺人容疑で逮捕した。また、メリットは一家の失踪から数日後、ジョセフの会社名義の口座で2万1000ドルを超える小切手を切り、その後、近くのカジノへ行って数千ドル失っていたことも調べがついていた。
そして2019年6月10日、陪審員はメリットをマクステイ家殺害で有罪とし、翌2020年1月21日、裁判所は陪審の勧告を支持してメリットに死刑を言い渡したのだ。
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2024.10.02 20:00心霊全米で真犯人探しが加熱「マクステイ一家惨殺事件」未解決の謎とは? 相次ぐ姿目撃、3年後の急展開…!のページです。冤罪、死刑、殺人事件、メキシコ、失踪事件、未解決事件、ジョセフ・マクステイなどの最新ニュースは好奇心を刺激するオカルトニュースメディア、TOCANAで