元KGBが暴露した超効果的な“国民の洗脳方法”がヤバい! 善良な左翼は「使えるバカ」、一方アメリカの手法は…!?
※ こちらの記事は2018年3月22日の記事を再掲しています。
「ソビエト連邦が国民を洗脳した方法を教えましょう」――。
元KGB職員、ユーリ・ベズミナフ氏が約35年前にテレビカメラの前で語った洗脳方法が、このほど公開された。
■善良なマルクス主義者は「使えるバカ」
まず、当時のソ連政府幹部会では、マルクス主義に反対する人物であれば、まず危険人物として位置づけることにした。全く危険ではない人物だとしてもそうであると定義し、善良な国民と危険分子とにふるい分けた。そして、「善良な情報提供者」に危険人物をリストアップさせたという。
ベズミナフ氏の回想によると、この情報提供者の属性は、どの政党にも属さない中立的な第三者ではなく、ソ連政府が「善良」と考えるマルクス主義者や共産主義者という、いわゆる「左翼」や「市民活動家」だった。つまり、こうした左翼にターゲットを絞り、政府関係者が「国家のための情報提供者」として指名していたことになる。
指名された彼らは、国の幹部に「情報提供者」として指名されたのだから、さぞ名誉に感じたことだろう。しかし、KGB(国家保安委員会)は彼らを陰では「使えるバカ」と呼び、ただ単に利用していたという。マルクスといえば、科学的社会主義の祖として共産主義、いわゆる左翼思想を世界に広めた人物であるが、マルクス主義のKGBが「こいつら、ちょー使える!」と利用していたのも左翼だった……という皮肉な裏話だ。
また、こうした活動家たちは、活動してこそアイデンティティが確立されるため、時間さえあれば活動したがる。政府に守られている立場なのだから、なおさら堂々と活動する。
まさに政府の意のまま動いてくれるのだ。こうした活動家たちが「ユダヤは悪者」「資本主義は害悪」と大々的に唱えれば、それが国民に波及し、国民の思想に影響し、国家の在り方も自然と変わっていく。
こうして、一部の幹部が、とにかく騒いでくれる大衆を意のまま操り、それが長く続けば続くほど、はたから見たら彼らの主張する話がマジョリティーの意見のように映し出されてしまう。その頃には、国民は「もともと誰が言い出した意見なんだっけ? その人って公平な思想を持つ人物なんだっけ?」などとすら考えなくなっている。マルクス主義、共産主義が、民主主義的に大衆に容認されていく例といえよう。
■戦後のアメリカはマスメディアで国民を“洗脳”
ベズミナフ氏は言う。「巨大組織化された意見や習慣は、民主主義社会の根幹になります。マジョリティーの意見としてすり替わってしまっているのですから、結局は民主主義に見えてしまうのです。こうした環境の中で、国民はいとも自然に思想が形成されます。国民は知らず知らずのうちにコントロールされているのです」と。
「しかし……」、とベズミナフ氏は加える。「そんなソ連の動きをCIAは冷静に見ていましたね」。これはどういうことだろう?
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2024.10.02 20:00心霊元KGBが暴露した超効果的な“国民の洗脳方法”がヤバい! 善良な左翼は「使えるバカ」、一方アメリカの手法は…!?のページです。洗脳、スパイ、KGB、ソ連、冷戦、左翼、共産主義、マルクス主義などの最新ニュースは好奇心を刺激するオカルトニュースメディア、TOCANAで