マジックマッシュルームに魅了された粘菌学者はなぜ殺されたのか? マッドサイエンティストの末路

マッドサイエンティストが射殺された未解決事件

マジックマッシュルームに魅了された粘菌学者はなぜ殺されたのか? マッドサイエンティストの末路の画像5画像は、「YouTube」より

 1981年1月31日、ポロックは自宅で射殺された。刑事のアントン・ミカレック氏は、容疑者の男性3人に関する証拠を収集した。3人のうちの2人は、麻薬依存症でポロックの患者のアーネスト・ディーツマンとジェリー・ベイカーで、残り1人は麻薬の売人のアーサー・レンツだった。情報提供者はミカレック氏に、この3人がポロックから金銭を奪う計画を立てていて、彼らの指紋が犯行現場で見つかった指紋と一致したと語った。ミカレック氏は事件を地方検事のテリー・マクドナルド氏に持ち込んだが、理由は不明だが起訴を拒否されたという。

 ポロック殺害事件の真相は現在も謎のままである。警察が主張するように、単純な強盗殺人事件だった可能性がある一方で、DEAによる暗殺だったのかもしれない。後に、ポロックの同僚のケネス・ブラム氏が「スティーブ(ポロック)がネクタイを締め、髪を短くし、ハーバード大学で政府の補助金を受け取りながら働き、郊外の人々に処方箋を販売していたら、彼は今日も生きていたでしょう」と証言したが、これはその通りだろう。

 ポロックが栽培したマジックマッシュルームの一種はオランダで保管されていて、後にそれが発見されて培養された。このマジックマッシュルームは現在、アムステルダムのスマートショップで誰でも購入できる。マッドサイエンティストの遺物は歴史から抹消されなかったのである。

動画は、「YouTube」より


参考:「Mad Scientist Blog」、「NPR」、ほか

TOCANA編集部

TOCANA/トカナ|UFO、UMA、心霊、予言など好奇心を刺激するオカルトニュースメディア
Twitter: @DailyTocana
Instagram: tocanagram
Facebook: tocana.web
YouTube: TOCANAチャンネル

※ 本記事の内容を無断で転載・動画化し、YouTubeやブログなどにアップロードすることを固く禁じます。

人気連載

『十物語の代償』修学旅行で招いた忌まわしき怨霊の執念【うえまつそうの連載:島流し奇譚】

『十物語の代償』修学旅行で招いた忌まわしき怨霊の執念【うえまつそうの連載:島流し奇譚】

現役の体育教師にしてありがながら、ベーシスト、そして怪談師の一面もあわせもつ、う...

2024.07.24 20:00心霊
人魚が守る島の掟と宝【うえまつそうの連載:島流し奇譚】

人魚が守る島の掟と宝【うえまつそうの連載:島流し奇譚】

現役の体育教師にしてありがながら、ベーシスト、そして怪談師の一面もあわせもつ、う...

2024.07.10 20:00心霊
「三途の川を見に行く方法」対岸に立つ存在の正体とは…時を経て現れた闇の存在【うえまつそうの連載:島流し奇譚】

「三途の川を見に行く方法」対岸に立つ存在の正体とは…時を経て現れた闇の存在【うえまつそうの連載:島流し奇譚】

現役の体育教師にしてありがながら、ベーシスト、そして怪談師の一面もあわせもつ、う...

2024.06.26 20:00心霊
夕暮れ時の「目玉の雨」高校教師が語る戦慄の恐怖体験【うえまつそうの連載:島流し奇譚】

夕暮れ時の「目玉の雨」高校教師が語る戦慄の恐怖体験【うえまつそうの連載:島流し奇譚】

現役の体育教師にしてありがながら、ベーシスト、そして怪談師の一面もあわせもつ、う...

2024.06.12 20:00心霊

マジックマッシュルームに魅了された粘菌学者はなぜ殺されたのか? マッドサイエンティストの末路のページです。などの最新ニュースは好奇心を刺激するオカルトニュースメディア、TOCANAで

UFO・宇宙人最新記事