ディズニーCEOがスポーツベッティングに意欲 賭博のニューノーマルとは？

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米ディズニーCEOがスポーツベッティングに言及

　米国カリフォルニア州のアナハイムにて、D23という米ウォルトディズニー社の公式オフィシャルファンクラブのイベント（D23 Expo）が、９月９日から11日まで３日間にわたって行われた。

　当イベントはパンデミックによる影響で３年ぶりの開催となり、本国だけでなく世界中のディズニーファンから注目を集めていた。

　そんなお祭りムードの中で盛大に開催されていた当イベントで、米ウォルトディズニー社のCEOを務めるボブ・チャペク（Bob Chapek）の発言の一部が話題になっている。というのも、その内容が多くの人の想定の範囲を超えるものだったからだ。

　その発言は、チャペク氏が米ウォルトディズニー社の今後のビジョンを掲げる場面にて公言された。注目を集めている内容はというと、米ウォルトディズニー社の出資会社であるESPNにおいて、スポーツベッティング事業に力が入れられており、今後のビジョンの中でも重要なものになるという点だ。

　現在、スポーツベッティングのアプリケーション開発に精力的に取り組んでおり、今後の若い世代からの需要に応えるためには、必要な取り組みであるという旨を同氏は説明した。

　米国はスポーツベッティングを数年前まで認ていなかったが、近年一部の州で合法化するなどの動きがあり、ベッティング産業の注目の的となってきた。そんな背景も相まって、エンターテインメント業界の雄とも言える米ウォルトディズニー社が強い意欲を示している訳だから、各方面から注目を浴びることは容易に想像できるだろう。

ESPNについて

　ESPNとは、旧社名はEntertainment and Sports Programming Networkで、謂わゆるスポーツコンテンツに特化した専門チャンネルを運営する企業である。米ウォルトディズニー社は、当社の資本の80パーセントを所有し、残り20パーセントはハーストコミュニケーションズ社が所有している。

　実は、ESPNは2020年９月にすでにスポーツベッティングeの大手であるCaesarsやDraftKingsとパートナーシップを組んでいる。

　従って、今回のESPNにおいてスポーツベッティングのアプリケーションの開発における意欲的な発言は、更なるベッティング分野に対する強化、更なる躍進においての意思表明と見て取れるだろう。

スポーツベッティングについて

　スポーツベッティングは何かというと、サッカーや野球、バスケットボール、格闘技などさまざまなスポーツの勝敗などにお金を賭け、予想が的中すれば参加者に配当が支払われるというものだ。

　当産業は特に欧州で盛んなエンターテインメントであり、運営元や関連企業には上場しているほどの事業規模に至る企業が多数存在している。近年はインターネット上で参加できるオンラインカジノなどでも手軽にできることから、若い世代にも利用者が広がっている。

　そして、ビジネス規模の拡大にあたり、地理的なマーケットの拡大も年々広がっており、米国はその代表格と言える。

米国におけるスポーツベッティング

　冒頭でも述べた通り、米国におけるスポーツベッティングは歴史が浅く、一部の州で合法化が始まった黎明期フェーズにある。具体的には、ミシガンやデラウェア州などではオンラインカジノビジネスを合法化し、これに伴う税収の大幅な増加に成功している。

　つまり、ベッティングビジネスは、ベッティング産業内のプレーヤーの繁栄だけでなく、地域の経済成長にも繋がるということだ。こういった効果を見込んで、近年合法化に踏み切る州や国が増えてきているという訳である。

　ESPNのように、巨大資本を持つ企業が後ろ盾となっている企業が当産業で成長し続ければ、米国におけるスポーツベッティングビジネスは当面拡大の一途を辿るのではないだろうか。

参考：「Bloomberg」

※＝本稿はPR記事です。

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