宇宙人は究極の“出不精”だった? 「家にいるのが好きだから地球に来ない」 NASA宇宙飛行士が主張

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画像は「Getty Images」より

 昔から多くの人が宇宙人を目撃してきたとされているが、地球外知的生命体=宇宙人が正式に地球を訪れていると確認された事例はない。一部のコンタクティ(宇宙人と遭遇した人)やアブダクティ(宇宙人に誘拐された人)は「地球の某所に宇宙人の基地がある」と主張しているが、あくまで証言であって実際に確認されたことはないのだ。

 広い宇宙には我々人類以外にも知的生命体、宇宙人がいて然るべきなのに、なぜ地球を来訪していないのか。これについて多くの科学者がさまざまな説を唱えてきた。そして先日、元アメリカ航空宇宙局(NASA)の宇宙飛行士が「宇宙人がまだ地球を訪れていないのは、彼らが『家にいる方が幸せ』だと認識しているから」だという説を唱えて注目を集めている。

 この説は2008年にスペースシャトル「アトランティス」にて初の宇宙飛行を行い、300時間以上の宇宙滞在を記録している元宇宙飛行士にして科学者のスタン・ラブ氏が述べたもの。彼は宇宙人の知性について考えた結果、彼ら(宇宙人)はまだ人類を探索しに来ていないと考えているという。

 彼は「The U.S. Sun」紙に「異星人の知能は我々が考えているよりも『一般的』である可能性があるが、我々とは異なる点も多いため我々が気づいていないだけだ」と主張。「知的なエイリアン」が私たちの地球に到達する前に、宇宙のどこかで消滅してしまった可能性もあると述べた。

「信頼できる情報源によれば、技術的な文明が星間旅行をマスターするまでに発展するのを止める『偉大なフィルター』があるという説があります。それは自分たちの出した廃棄物や、自らの所業で大気の組成を変えてしまったり、強力な武器でお互いを爆破しあうなどして自滅してしまう、というものです。現代の我々がそうですね。もしエイリアンが我々より賢かったとしたら、彼らはわざわざ時間をかけて地球まで訪問していないかもしれません。大きなエネルギーを使いこなす文明にとって我々は科学的に興味深い存在であっても、挨拶ができない、あるいはしたくない知的生命体がいるかもしれないと考えています。技術に興味がなく、家にいるだけで満足で、宇宙船を作る必要を感じていない知的生命体が宇宙のどこかにいるのです」

 ラブ氏のこの主張はあくまで彼の推測であり、仮説である。しかし優れた知性と技術を持つからこそ、余計な接触や無駄な手順を踏まない。そんなエイリアンが広い宇宙のどこかにいるのかもしれない?

参考:「Daily Star」、ほか

【本記事は「ミステリーニュースステーション・ATLAS(アトラス)」からの提供です】

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文=飯山俊樹(ミステリーニュースステーションATLAS編集部)

ミステリーニュースステーションATLAS編集部員
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