UFO・宇宙人は実在するのか? 陰謀論と真実

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画像は「Getty Images」より

「宇宙人は本当に存在するのか?」――誰もがそんな疑問を一度は抱いたことがあるだろう。近年では、アメリカ議会にUAPに関する機密報告書が提出されるなど、地球外知的生命体=宇宙人の存在はかつてないほど現実味を帯びてきている。

 もしかしたらUFO※/宇宙人にまつわる“陰謀論”もいずれ実話であったことが証明される日が来るかもしれない。

※ UFO(Unidentified Flying Object:未確認飛行物体)は、説明のつかない航空現象をすべて含むが、現在は「宇宙人の乗り物」という意味で用いられることが多い。そのため、現在アメリカ軍では「宇宙人の乗り物」という意味合いが強くなったUFOに替えて、説明のつかない航空現象に対し、「UAP(Unidentified Aerial Phenomena:未確認航空現象)」という呼称を採用している。最初のUFO目撃談とされる1947年の「ケネス・アーノルド事件」で、実業家のケネス・アーノルドが目撃した飛行物体について「水の上を滑る円盤のように」動いていたと描写したことから、宇宙人の乗り物を「空飛ぶ円盤(flying saucer)」と言うこともある。

マリリン・モンロー暗殺説

 そんな陰謀論の1つに米女優マリリン・モンローの死をめぐったものがある。UFOドキュメンタリー映画『Unacknowledged』で明らかにされた説によると、モンローは当時、ジョン・F・ケネディ大統領とその弟のロバート・ケネディ司法長官の両者と関係を持っていたが、両者との関係が解消された場合、UFO情報を開示すると兄弟を脅していたという。そのため、両者との関係が終焉したことをきっかけに口封じのために政府によって暗殺されたというのだ。

 モンローの死因は睡眠薬のオーバードーズだと判明しているが、自殺か他殺かについては今も議論が続いている。死の2週間前にモンローは電話で友人に「私はUFOの秘密を解き明かす大変な証拠を知っているわ」と話していたといわれ、また後年に明らかになった当時のCIA機密文書には「マリリン・モンローは危険な女である。国家を脅かす機密情報を知っている」と記されているとされている。

 彼女が知ってしまった機密情報は、「墜落した宇宙船と死体」と「宇宙から来た物体を調査する秘密の空軍基地への大統領の訪問」だといわれている。

UFOハイウェイ

 2017年9月、チャック・ズコウスキーとデビー・ジーゲルマイヤーが、アメリカを横断する「UFOハイウェイ」を発見したと報じられた。

 この兄妹は、何百ものUFO目撃情報やその他の超常現象を調査するために、何年もかけてアメリカ中を旅行し、北緯37度線は地球外生命体が地球に出入りするUFOや超常現象のハイウェイになっていることを突き止めたという。

 彼らの理論は、ベン・メズリッチ著の『The 37th Parallel』という本の題材にもなった。

 チャックは「The Sun」紙に、「2006年に、私は自分のキャトルミューティレーション(家畜の切断事件)の調査結果を見ていたのですが、それらには大きな共通点がありました。夜中に妹に電話して、『ミズーリの北緯37度線で、キャトルミューティレーションがあったでしょ?』と言ったら、彼女は『そうだ』と言ったので、私たちはもっと調べ始めたんです。すぐにキャトルミューティレーションだけでなく、あらゆる種類の出来事が北緯37度線で起こっていることがわかりました」と話している。

 北緯37度線は、カリフォルニア州からネバダ州、コロラド州、カンザス州、ミズーリ州、イリノイ州、ケンタッキー州を通り、バージニア州まで続いている。

 こうした陰謀論を信じる著名人も多く、米コメディアンのポール・オグレディは、宇宙人に囲まれて目覚めないかと思うと、恐ろしくて眠れないと話している。

宇宙人やUFOの目撃談

 宇宙人やUFOの目撃談は枚挙に暇がない。一説には過去100年以上の間に10万件以上のUFO目撃情報が記録されているといわれている。

 その中でも、米国防総省(ペンタゴン)が2020年4月に公開し、空母艦載機が撮影した「未確認の空中飛行物体」だと認めた3本のビデオは最も衝撃的なものだろう。2018年5月に白い卵型のUFOが米空母を数日間追跡した後、空中に消えていったという。2004年11月にも同様のUFOが出現しており、太平洋で行われた訓練中に米海軍の戦闘機パイロットを困惑させた。

 ジャーナリストのジョージ・ナップ氏がリークした米軍の報告書では、目撃された物体が現代の技術レベルでは難しいような動きを見せており、また、レーダーや人の目から姿を消すことができる能力も持っていたことが示され、「現在知られている米国や他国のものではない」と結論づけられている。

 今後も宇宙人やUFOに関する情報は続々と出てくるだろう。いつの日か、その全貌が明らかになることに期待したい。

TOCANA編集部

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