JFK暗殺機密ファイル公開、黒幕はCIAかKGBか? オズワルドと日本の関係、洗脳実験の闇(ジェームズ斉藤)

【連載:某国諜報機関関係者で一切の情報が国家機密扱いのジェームズ斉藤(@JamesSaito33)が斬る! 国際ニュース裏情報】

ジェームズ斉藤(以下、ジェームズ) 今回はJFK(第35代合衆国大統領ジョン・F・ケネディ)の話をしたいと思います。というのも、昨年末に突如、バイデン政権がJFKに関する機密ファイルを解除したんです。ご覧のように(画像を参照)短いメッセージが公開されただけなんですが、そこには犯人と言われるオズワルドがCIA(米中央情報局)に雇われていたという驚愕の事実が書かれていたんです。

JFK暗殺機密ファイル公開、黒幕はCIAかKGBか? オズワルドと日本の関係、洗脳実験の闇(ジェームズ斉藤)の画像1

──ではJFK暗殺の黒幕はやはりCIAだったと。でも、その話って昔から言われてましたよね?

ジェームズ 言われてましたけど、あくまで噂レベルで、政府の公式な機密解除でCIAに雇われていたという表現が出るのは今回が初めてです。

──じゃあ、やっぱりCIAによる暗殺だったんですね。

ジェームズ それがそうとも言い切れないんです。ここで大切なのは2点あって、「CIAに雇われていたのは確かですが、どんな形態で雇われていたのか」という点と、「日本との関係」です。

──えっ!? オズワルドは日本と関係があるんですか!?

ジェームズ あります。オズワルドは日本の厚木基地に赴任していたんです。1950年代後半だったと思います。彼は海兵隊員として厚木にいたんですが、厚木基地にいる時にCIAに雇われていたのです。

──ということはCIAに雇われていたものの、JFK暗殺とは関係なかったと。

ジェームズ それがそうとも言えないんです。オズワルドがいた厚木基地にはCIAの基地もあり、CIAはそこで極秘の任務をしていたんです。ただし、それは日本の機密情報を盗み出すとかそういったことではありません。彼らがやっていたのはLSDなどのドラッグや幻覚作用に関する研究で……。

──えーっ! MKウルトラ(かつてCIAが行っていた洗脳実験)ですか!?

ジェームズ はい、昔、厚木基地でもCIAはMKウルトラをやっていたんです。

──うわぁ、確か、MKウルトラって3種類ぐらいあって、「MKナオミ」というのがあったと思うんですけど、もしかしてそれですか?

ジェームズ MKナオミかどうかは情報は共有されていませんが、MKウルトラに関する実験を日本でもやっていたことは確かです。オズワルドはその実験台になっていたらしいんですよ。

──実験台として雇われていたんだ!

ジェームズ それが開示された機密文書に書かれていたことです。ですから、スナイパーとして雇われたということではないんですよ。

──では、MKウルトラで頭がおかしくなってしまってJFK暗殺を計画したんですかね?

ジェームズ そういうことでもないようです。というのも厚木にいた時の彼の行動が不思議なのです。突然ロシア語の勉強を始めるんですよ。当時米ソ冷戦の真っ只中なのでロシア語を勉強するのはそれほどおかしくはないんですけど、除隊後、彼はソ連に行ったんです。モスクワのアメリカ大使館に現れて「私は亡命者だ」と言っているんです。「アメリカが嫌いで亡命する」と言って大暴れして大使館員を慌てさせたらしいんですね。しかも、その後はベラルーシの首都ミンスクに行ってダンスパーティーで出会ったロシア女性と付き合って結婚したんです。

──MKウルトラの後遺症が出たんですか?

ジェームズ 多少はあるのかもしれませんが、この結婚には明らかにKGB(ソ連国家保安委員会)が動いています。というのも、当時のソ連人が敵であるアメリカ人と結婚するなんて普通は不可能です。しかもオズワルドは元海兵隊員ですよ。そんな軍歴がある人間と簡単に結婚するほうがおかしいんですよ。しかし、結婚しているということはクレムリンからの許可が出ていることは間違いありません。実は、オズワルドと結婚したロシア女性の父親はロシア内務省の偉い人です。ソ連の内務省というのはMVD(ソビエト連邦内務省)といってKGBの前身機関なんですよ。第二次大戦後、内務省の秘密警察の部門が別になってKGBになったんです。ですから、KGBと密接な関係があるんです。

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画像は「Getty Images」より

──オズワルドはKGBのスパイになったということですね。

ジェームズ それは間違いないでしょう。結婚と引き換えにいろんな取引が交わされているはずなので。実際、私の知り合いにアメリカのグリーンベレーにいた人間が実はロシアのスパイだったということがありました。彼は同じ学校の同級生でまさかと思ったんですけど、大学の交換留学でロシアに留学中にGRU(ロシア連邦軍参謀本部情報総局)から女を紹介してもらって結婚しているんです。

──ロシア留学中にロシア女性と付き合う、結婚するってヤバいことなんですね。

ジェームズ その通りです。ロシアは絶対に女を差し出してくるんですよ。残念な話なのですが、日本の外交官や日本人でロシア専門家と言われる人たちの多くも、ロシア女性と結婚しています。ロシア専門家として日本のテレビ等で売れている小泉某氏もそうです。ですから、そういう人たちの言説は気をつけないといけません。本人にその気はなくても奥さんにコントロールされている可能性があります。

──ですね。でも、オズワルドはどっちなんですか? MKウルトラで頭がおかしくなったのか? それとも実験台にされた恨みで反アメリカになったのか? 

ジェームズ MKウルトラの影響もあるかもしれないですが、だからといってなぜJFK殺害になるんですか? いきなり論理が飛躍しています。ただ、ラリってるだけの人間がJFK殺害にはならないと思うんです。ですから、ソ連側の誘導は確実にあると思います。

──KGBが暗躍しているんですね。で、いつアメリカに戻ってくるんですか?

ジェームズ 結婚してすぐに夫婦でアメリカに戻ってテキサスに移住しました。テキサスではライフルなど各種の銃を買い漁って射撃訓練をしています。これはKGBの指示だと思います。この射撃訓練をかなりやったあと、JFKを撃ったという話なんですけど、彼の撃った弾が本当にJFKを殺害したかどうかはわからないです。

──本当はCIAが撃ったんだとか言われていますよね。

ジェームズ その可能性は十分にあります。当時、CIAもJFKを気に食わないと思っていたんです。なぜかというとJFKはCIAを信用していなくて軍に期待を寄せていたんです。たとえば、陸軍の特殊部隊として有名なグリーンベレーってありますよね? あれを作ったのがJFKです。もともとOSS(戦略情報局)という機関があって、その一部が戦後CIAになったんですが、グリーンベレーもOSSが元になってできています。ですから、CIAもグリーンベレーも同じような部隊なんですが、作った勢力が違うんです。CIAは、JFKいわく影の政府と言われる特定の勢力が作ったと言っています。JFKはそういうスピーチを殺害される前にしています。

──いまで言うディープステートがJFK暗殺の黒幕だと。

ジェームズ そうです。それを解体しなければいけないというスピーチを死の直前にやったんですよ。それでCIAは「JFKは危険だ」と思っていました。しかもJFKはCIAの裏予算に切り込もうとし、同じく莫大な裏予算を持つグリーンベレーを味方につけていたのでかなり手強い相手でした。ちなみにCIAとグリーンベレーの裏予算は元を辿れば同じで、第二次世界大戦時に密かに手に入れた、天皇のゴールドを含む大量の簿外資産になります。つまりJFKはCIAとグリーンベレーというOSSの裏予算を手にした勢力を戦わせ、軍人の忠誠心を利用して諜報員を潰しにかかったのです。特に、初代CIA長官のアラン・ダレスが重視した「裏予算で捻出した金を世界中にばら撒き暗殺工作を含む謀略活動を展開する」路線を真っ向から潰そうとしました。代わってグリーンベレーにその謀略活動をやらせようとしたのです。

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リー・ハーヴェイ・オズワルド(画像は「Wikipedia」より)

──CIAはJFKに潰されそうになっていたんですね。

ジェームズ 一方で、CIAのほうもJFKを最初から見下していました。というのも当時のCIAはパパブッシュ(第41代合衆国大統領ジョージ・H・W・ブッシュ)のようにアイビーリーグ校出身でイギリス王室の血を引くWASP(白人のアメリカ人プロテスタント)エリートが牛耳っており、カトリックでアイルランド系で禁酒時代に違法アルコールの密売でボロ儲けして成り上がったケネディ家出身のJFKなど歯牙にもかけていなかったのです。

 また、CIAのWASPエリートはグリーンベレーも見下していました。イギリス流の貴族的なインテリジェンス観を持っていたCIAからすると命懸けの謀略活動こそ「紳士の嗜み」だと任じていたのです。対してグリーンベレーのような軍人は庶民出身で任務をただ忠実に実行するだけのデクノボウだと思っていたのです。JFKはそこに目をつけ両者を戦わせたのです。

 ですから、JFK暗殺にはCIAとKGBが動いていて、両者の思惑が一致してしまったんです、はからずも。

──KGBはどうしてJFKを狙ったんですか?

ジェームズ 対ソ連に関しては、JFKは当時、「ミサイルギャップ」という、「アメリカがソ連より遥かに核戦力で遅れている!」というまったく事実に反するフェイクなディスインフォメーションを国内外に向けて発信し、アメリカの核戦力の増強を計っていました。これはフェイクでしたが、力しか理解できないロシアに世界中で侵略を諦めさせるのには必要な措置でむしろ天才的な戦略でした。予想通りクレムリンは恐怖に慄き、まずはフェイクなキューバ危機を画策し、アメリカがトルコに配備していた準中距離弾道ミサイル(MRBM)を撤去させました。しかし、JFKは「柔軟な対応(flexible response)」という軍事ドクトリンを打ち出し、「世界のどこでもいかなる手段でもソ連の核脅威に対応する」と宣言、グリーンベレーまで創設し、徹底してソ連を打ち負かす覚悟を見せていました。加えて、JFKは大陸間弾道ミサイル(ICBM)ミニットマンなど最新の核戦力を増強し、核の三位一体(ICBM、SLBM、核爆撃機)を確固たるものにし、ソ連がいくら頑張っても勝てない体制をつくり始めていたのです。これもクレムリンにとって物凄く頭が痛い話で、JFKは大きな脅威になっていました。アメリカというよりはJFK自身が脅威だったのです。実際、前任のアイゼンハワー大統領は弱腰で、ソ連が世界で侵略し放題でした。

──もしかしてクレムリンは当時大陸間弾道ミサイルを持ってなかったんですか?

ジェームズ 持っていたとされますが、実践で使えるものではなかったようです。当時のソ連の技術では作れてなかったんです。ですから、JFKの政策は絶対にやられてはいけないことでした。それがあったのでKGBはJFKの暗殺のためにオズワルドを送り込んだのです。CIAはCIAでその情報を掴んでいて、オズワルドを利用してJFKの殺害に動いた可能性が高いです。

 暗殺後オズワルドは身柄を拘束されますが、護送中にジャック・ルビーという人間が近寄ってきて彼を撃ち殺しています。オズワルドに裁判で証言されるのを嫌った勢力がいたんです。

──ジャック・ルビーってどこの人なんですか?

ジェームズ キューバの諜報機関と繋がっていた人で、キューバの諜報機関というのは当時、クレムリンの管轄です。ですから、オズワルドの証拠隠滅にもクレムリンは関わっています。

──クレムリンはCIAが暗黙の了解をしてくれているってことはわかっていたんですか?

ジェームズ 暗黙の了解ではなく、諜報機関同士の話し合いがあったと聞いています。両者ともオズワルドがラリって勝手にやったということにしておきましょう、ということで決まっていたはずです。ですから、CIAとKGBは敵対しているようで、裏では協力する事例もあるんです。

──JFK暗殺はKGBとCIAの合作だったんですね。

ジェームズ その可能性が今回、公開された文書によって強化されたということです。もちろん、ロシアコネクションについてはこの一枚の文書では見えてきませんが、この一枚によってオズワルドとCIAが関係あったという事実が明らかになりました。ここで大事なのは、それをアメリカ政府が正式に認めたということです。

──なぜ認めるようなことをしたんですか? 別に放っておいてもいいわけじゃないですか?

ジェームズ いえ、認めることはバイデン政権にとって政治的に大きな意味があります。実はバイデン政権はかなりトランプ的なことを積極的にやっています。この政権が機密解除しているネタって、よく考えるとUFOにしろ、宇宙人にしろ、JFKにしろ、トランプが好きそうな、トランプファンが好きそうなネタばっかりなんですよね。

──TOCANA的ですよね(笑)。

ジェームズ そうです。バイデン政権って実はTOCANA的なことばっかりやってます。トランプ以上にTOCANA政権ですよ(笑)。では、なぜこんなことをしているのかというとトランプファンに向けての選挙対策です。というのもトランプは21年1月6日の議会突入に関して正式に刑事訴追の流れになってきています。このことでトランプから離れるトランプ支持者も出てくるでしょ。そういう人たちを取り込もうという戦略です。

──バイデンの選挙対策だったと。

ジェームズ そうです。本当にJFK暗殺の犯人を暴露したいならば、機密解除するべきはオズワルドとCIAの関係ではなく、オズワルドとKGBの関係のほうなんです。ところが、解除したのはCIAという自国の諜報機関の恥を晒すような文書でした。ですから、これは選挙対策以外の何者でもありません。

──でも、今度はCIAが怒るんじゃないですか? 

ジェームズ いえ、公開された文書を読むと、あるCIA関係者が「CIAとオズワルドは関係がある」と言ってるだけであって、言い逃れはいくらでもできるんです。勝手にCIA職員の一人がこんなことを言ってるだけだって言えるんです。ですから、CIAへの逃げ道は用意されています。

 ですから、誰が犯人か、真実を明かすということが重要ではないのです。重要なのはバイデン政権がこの資料を出したことです。そこに意義があるんです。「バイデンはTOCANA的な情報を積極的に解除してくれるぞ」というイメージが大切なんです。

──そんなことが本当に選挙対策になるんですか?

ジェームズ トランプ支持者の中にはどの候補に入れるかを判断する時に「宇宙人のことを暴いてくれる人」とか、「ディープステートのことを暴いてくれる人」と言う人が一定数いるんです、本当にいるんですよ(苦笑)。ですから、これは選挙対策としてとても意味があるんです。アメリカとはそういう国なのです(苦笑)。

ジェームズ斉藤(@JamesSaito33)
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文=中村カタブツ君

元『紙のプロレス』編集者。現在は認知科学者である苫米地英人先生の出版関連業務に携わっている。
著書『極真外伝―極真空手もうひとつの闘い』(ぴいぷる社)
編集『苫米地博士の「知の教室」』(サイゾー)
編集・構成『日本人はもっと幸せになっていいはずだ』(サイゾー)

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