地球は12万5000年ぶりの“酷暑”へ突入したのか。科学者が警鐘を鳴らす「温室地球」への転換点と連鎖する気候崩壊の罠

地球は今、重大な転換点を迎えつつあるのか――。新たなに発表された研究では、このままのペースで温暖化が進むと地球は文字通りの“温室”になると警鐘を鳴らしている。
■地球の温室化は止まらないのか
今の地球はもう以前には戻れない局面を迎えているのか――。
地球温暖化は加速しており、一説によれば気候を不安定にする一連の転換点の到来を暗示しているという。新たな論文の中で、科学者たちは「温室地球」のリスクはかつて考えられていたよりも深刻であると警鐘を鳴らしている。
米オレゴン州立大学をはじめ、ドイツ、デンマーク、オーストラリアの合同研究チームが今年2月に「One Earth」で発表した研究では、前例のない気候変動の時代に入りつつある可能性が示唆されている。
研究によればこれまでの地球の気候は氷河期と温暖期を挟んだ100万年にわたる変動を経て1万1000年以上前に安定し、農業と複雑な社会の形成を可能にしてきたのだが、現在、その安定から遠ざかりつつあるという。
10年前、各国はパリ協定において気温上昇を1.5度未満に抑える目標を掲げた。
しかし世界気象機関(WMO)は2024年の世界平均気温は産業革命前より、1.55度上昇したと報告し、パリ協定で策定された気温上昇抑止目標を単年で初めて超えることになった。
研究チームは地球は過去12万5000年間のどの時点よりも高温になっている可能性が高いと指摘している。二酸化炭素濃度は少なくとも200万年ぶりの高水準に達しており、地球が人間の排出物を吸収する能力が弱まるにつれ、温暖化は加速している。かつて二酸化炭素の吸収源であった森林は、皮肉にも火災や干ばつの影響を受けて炭素の排出源となり、一方で海洋は二酸化炭素を吸収し過ぎて酸性化している。

気温上昇が1.5度を超えると、地球が重要な転換点を超え、アマゾンの熱帯雨林の枯死から北極の永久凍土の融解に至るまで、気候変動をさらに加速させる大きなリスクがあると研究チームは言及する。グリーンランドと西南極の氷床はすでに不安定化の兆候を示しているということだ。
研究チームは一つの転換点を超えると、ドミノ効果のように地球が別の転換点を超える可能性があると警告している。
たとえば、グリーンランド氷床の融解は大西洋の海流を弱め、アマゾンの降雨量を減少させる可能性がある。
研究チームは転換点が連鎖的に重なることで「温室地球(Hothouse Earth)」が出現する可能性があると述べている。 温室地球は温室効果ガス排出の悪循環に突入し、長期にわたる、場合によっては不可逆的な結果をもたらす可能性があるという。
今問題となっているのは、地球のシステムがその変化にどれほど近づいているか、そしてその変化がどれほど急速に進んでいるかということで、今回の研究はその変化が予想よりも速く進んでいることを示唆している。
寒い冬もやがて終わるが、今年の夏はどれほど暑くなるのだろうか。子供たちに楽しかった夏休みの思い出が作れなくなる事態を迎えたくはないものである。
参考:「Above the Norm News」ほか
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2024.10.02 20:00心霊地球は12万5000年ぶりの“酷暑”へ突入したのか。科学者が警鐘を鳴らす「温室地球」への転換点と連鎖する気候崩壊の罠のページです。環境、温暖化、気候変動、温室などの最新ニュースは好奇心を刺激するオカルトニュースメディア、TOCANAで
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