「生けるノストラダムス」が放つ“暗い警告” 2026年予言も的中? 次に狙われるのは「北極圏」か

コロナも英女王の死も的中させた「生きるノストラダムス」——次なる警告は
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 自称予言者が「未来を言い当てた」と主張する話は世界中に無数にある。たいていは後付けの解釈や偶然の一致で片付けられるものだ。

 だが、ブラジル出身の自称予言者アトス・サロメ氏(39)の場合は、的中実績を積み重ねてきたとして「生けるノストラダムス」の異名で知られている。過去には世界的なマイクロソフトのシステム障害、新型コロナウイルスの世界的流行、エリザベス女王2世の崩御まで言い当てたと主張してきたといわれる人物だ。

 そのサロメ氏が今、2026年の予言リストのうち新たに2件が的中したと主張している。そして彼が今もっとも恐れているのは、まだ実現していないもうひとつの「暗い警告」だという。

マイクロソフト障害からコロナ禍まで——「生きるノストラダムス」の的中歴

 サロメ氏はこうした”的中歴”を背景に、世界的な大事件が起きるたびにメディアで取り上げられる存在になっている。16世紀フランスの予言者ノストラダムスになぞらえた異名も、この積み重ねから生まれたものだ。

 もっとも、これらはあくまで本人の自己申告に基づく評価であり、科学的に検証された能力ではない点には留意したい。

画像は「Daily Mail」より

イラン・イスラエル紛争とスペインのW杯優勝——「2026年10大予言」の的中率

 昨年12月、サロメ氏は2026年に起こりうる出来事として10件の予言リストを発表していた。そのうちのひとつが、イランのウラン濃縮問題をめぐる対立が今年第2四半期に危機的な局面を迎えるというものだった。

 サロメ氏は、実際に今年発生したイランとイスラエルの軍事衝突がこの予言の的中にあたると主張している。

 もうひとつ的中を主張しているのが、サッカーワールドカップの優勝国に関する予言だ。「炎を連想させる色を身にまとった国が優勝する」という内容で、スペイン、ポルトガル、オランダ、フランス、モロッコ、アルゼンチン、イングランドの7カ国を候補として挙げていた。

 決勝でスペインがアルゼンチンを1対0で下すと、サロメ氏はこの結果が自身の予言と一致すると主張した。もっとも、候補国を7つも並べた予言であれば、どの国が優勝しても「当たった」と言えてしまう構造でもある。的中率をどう評価するかはそれぞれの判断に委ねられるところだろう。

次なる標的は北極圏——「ロシア対NATO」衝突という最も暗い警告

 2つの「的中」を掲げたサロメ氏が今、改めて注意を促しているのが、昨年12月に発した警告——ロシアとNATOが北極圏で軍事的な緊張状態に引き込まれる可能性があるという予言だ。

 彼は氷の融解によって新たな航路や豊富なエネルギー資源へのアクセスが開かれつつあるこの地域が、今後ますます危険な火種になり得ると語っている。

 実際にこの警告が出された後、NATOは「アークティック・セントリー」作戦を発動し、ロシアも北極圏の戦略拠点にミサイルシステムを移動させているとの報道が相次いだ。ロシアは同地域での軍事プレゼンス拡大を続け、NATO側も数千人規模の部隊増派を進めているという。

 サロメ氏は、こうした動きによって今年の氷解シーズン中に軍事的な衝突が起きるリスクが高まっていると見ている。加えて、西側諸国軍の撤退が進むニジェール北部を含むサヘル地域についても、過激派組織をめぐる大国間の代理的な綱引きが起きかねない新たな火種として名指ししている。

 自称予言者の的中主張は、後から都合よく解釈できる余地が大きく、科学的な予知能力の証明とは言い難い。

 だが、北極圏やサヘル地域で実際に軍事的緊張が高まっているという事実そのものは、予言とは無関係に安全保障の専門家の間でも指摘されてきたことだ。サロメ氏の警告が「当たる」かどうかはさておき、氷の下で静かに進む大国間の駆け引きからは、しばらく目が離せそうにない。

参考:Daily Mail、ほか

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TOCANA編集部

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