「大いなる者が白昼、雷に打たれて死ぬ」!? ノストラダムスが予見したとされる2026年“5つの災厄”

16世紀フランスの予言者ノストラダムス。彼の名を聞けば、多くの人がどこか不穏な胸騒ぎを覚えるだろう。
1555年に世に出た彼の主著『予言集』には、実に942篇もの四行詩(カトラン)が収められている。いずれも謎めいた暗喩と難解なラテン語で綴られ、その一節一節に世界の運命が隠されているとされてきた。
そして2026年もまた、この予言の書とは無縁ではない——研究者たちがそう読み解く不吉な四行詩が、いくつも指摘されている。
もちろん、後付けの解釈にすぎないという冷めた見方もある。だが、その難解な言葉が今の世界のどこに「符合」すると囁かれているのか。ここでは代表的な5つを見ていこう。
「7カ月続く大戦」と、広島・長崎を予見したとされる一節
まず注目されているのが、戦争を思わせる四行詩だ。ある一節は「7カ月の大戦、悪により人々が死ぬ。ルーアン、エヴルー、王は倒れず」と読める内容で綴られている。
この不穏な言葉を、現在も続くロシアとウクライナの対立に重ね合わせる声がある。ノストラダムスは過去にも戦火を予言していたとする指摘は根強い。
その代表格が「2つの都市の中で、かつて見たこともないほどの災いが起こる」という一節だ。これは第二次世界大戦末期、アメリカが広島と長崎に投下した原子爆弾を言い当てたものだと語られてきた。
あくまで解釈の一つではあるが、都市を襲う未曾有の惨禍というイメージは、確かに人々の想像力をかき立ててやまない。

真夜中に湧く「蜂の大群」と、白昼に倒れる「大いなる人物」
ノストラダムスの予言には、字義通りに読むと首をひねるような奇妙なものも少なくない。そのひとつが「蜂の大群が夜の待ち伏せによって立ち上がる」という一節だ。この文言が数字の「26」に対応するとして、2026年に符合すると見る向きもある。
もっとも、この「蜂」が何を象徴しているのかは謎に包まれたままだ。実際に大量の蜂が「待ち伏せ」で大きな被害をもたらすとは考えにくく、比喩の対象をめぐって解釈は分かれている。
より背筋が寒くなるのが、『百詩集』第1巻・第26番の一節だとされる予言である。そこには「大いなる者が、白昼、雷によって打ち倒される」と読み取れる言葉が記されているという。
この「大いなる者」が誰を指すのかは定かでなく、王侯貴族から世界の指導者、あるいは著名人まで、あらゆる可能性が取り沙汰されている。
はっきりしているのは、その人物が白昼に落雷に見舞われるという解釈だけだ。2026年、どこかのレッドカーペットに一条の稲妻が落ちるのか——そんな物騒な想像まで飛び交っている。
ただし、これはあくまで難解な詩の一解釈であり、特定の誰かの運命を告げるものではないことは、念のため強調しておきたい。
「血に染まるスイス」——地名まで浮かぶ不気味な予言
5つの中でもとりわけ陰惨とされるのが、スイスに関わる予言だ。その禍々しい一節は「都市が示す好意ゆえに……ティチーノは血で溢れかえる」と読める。ティチーノとは、スイス南部のイタリア語圏に実在する風光明媚な州の名である。
この「血」が何を意味するのかについては、多数の死者を出す惨事、疫病の蔓延、あるいは何らかの自然災害など、さまざまな解釈が飛び交っている。特定の地名まで浮かび上がる点が、予言をいっそう生々しく感じさせる。
とはいえ、懐疑的な立場からの反論も忘れてはならない。ノストラダムスは中世フランス語を用い、意図的に曖昧なラテン語表現を選んで詩を綴った。
加えて、数世紀にわたる無数の写本、写し間違い、そして時代ごとに異なる解釈が積み重なった結果、この予言者が本当は何を言おうとしたのかを正確に突き止めることは、もはや至難の業なのだ。
だからこそ、彼の四行詩は450年以上を経た今も人々を惹きつけ続ける。恐ろしい未来を告げる警告なのか、それとも、どんな出来事にも当てはめられる「言葉の万華鏡」にすぎないのか。判断は、この不穏な2026年を生きる私たち一人ひとりに委ねられているのかもしれない。
参考:Daily Star、ほか
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