世界中で相次ぐ地震は「終末」のサイン!? キリスト再臨と自然災害をめぐる終末論者の予言と専門家の見解

大地震の連続発生は終末の到来を告げる警鐘なのか――。ベネズエラ、日本、米カリフォルニア州北部を襲った大地震は「世界の終わりの始まり」なのだろうか。
■大地震続発は「世界の終わりの始まり」か
南米・ベネズエラで6月24日午後6時頃(現地時間)、マグニチュード7.2と7.5のふたつの地震が39秒差で発生した。現地26日の時点で920人の死亡が確認され、約5万人の安否が確認できていないことが報じられている。
時を同じくして24日午前午前8時頃(現地時間)に米カリフォルニア州でマグニチュード5.6の地震が発生。さらに25日午前7時半には岩手県沖を震源とする地震が発生し、青森県で震度6強の揺れを観測した。ちなみにカリフォルニアで発生した地震は同地域で1940年以来最大規模の地震であった。
さらにグアドループ、パキスタン、アラスカ、フィリピンでも同時期に地震が発生し、いずれもマグニチュード4.5から5.1の範囲だった。
世界各地で相次いで発生したこれらの地震により地球が揺れ動く中、多くの人々がこれらの地震活動の活発化に何らかの関連性があるのかどうかを勘案している。
活発な地殻変動が見られるにもかかわらず、専門家たちは、特にベネズエラと日本を襲ったような強い地震は、互いに関連しているようには見えないと説明している。
英「Guardian」紙の取材に対し、地質学者のウィリアム・バーンハート氏は、それらは単なる偶然だったとの見解を表明している。
米国地質調査所の地震災害プログラムのアシスタントコーディネーターであるバーンハート氏は「地震は世界中で毎日発生しています。そのほとんどは人里離れた場所で発生します」と前置きする。
「昨日は実に奇妙な一日でした。人々が揺れを感じた地域で、かなり大きな地震が2回も発生したのです」(バーンハート氏)
しかし少なくない人々はこれらの地震すべてに根本的な原因があると確信しており、いくつかの福音派キリスト教団体は、その説明は聖書にあると示唆している。
終末論者たちは「イエスは、終わりの日は『各地で地震が起こる』と警告しており、それは苦しみの始まりの一部である」と主張する。

「Faith is the Evidence(信仰こそ証拠)」というブログでは、地震などの自然災害は「私たちが神の究極的な回復を切望する壊れた世界に生きていることを思い出させるもの」と捉えるべきだと主張する。
「Life, Hope and Truth」という宗教団体も、地震が世界の終わりの兆候となる可能性があると示唆し、「聖書はキリストの再臨の前に、多くの地球を揺るがす出来事を予言している。聖書では、その時期は『終わりの時』と呼ばれている」と述べている。
「自然災害の深刻化が目前に迫っています。これから見ていくように、これらの災害と、人々が罪を悔い改めるよう促す神の警告との間には、強い関連性があります」(「Life, Hope and Truth」より)
同団体によると、キリスト再臨の兆候として宗教的な欺瞞、戦争、飢饉、疫病、地震が起き、これらを「苦しみの始まり」と呼び、キリストの再臨までの期間、これらの出来事はますます激しさを増していくのだという。
はたしてベネズエラをはじめとする大地震の連続発生は終末の到来を告げる警笛なのか。
しかし英紙「Daily Star」によればこれらの地震、あるいはそのほかの地震が何らかの終末的な出来事の前兆であるという見解は、主流のキリスト教会では一切支持されていないということだ。ともあれ被災地におかれては一人でも多くの被災者が助かることを願うばかりである。そして防災グッズなどの備えを定期的に確認しておきたい。
参考:「Daily Star」、「Guardian」ほか
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