またしても火星に謎の「扉」が出現? 最新パノラマ画像に写り込んだ人工物らしき地形を巡り、研究家とNASAの見解が対立!

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画像は「Daily Mail」より

 火星探査車「キュリオシティ」が撮影した1枚のパノラマ画像が、いま海外のUFO研究者コミュニティを騒然とさせている。

 切り立った岩壁に浮かぶ、住居の入口を思わせる長方形の暗がり——。NASAは14年にわたり火星における微生物の痕跡を探し続けてきたが、今回話題となっているのはそれとはまったく異なる、「人工建造物」の可能性だ。

「マウント・シャープ」の岩肌に浮かんだ四角い暗がり

 キュリオシティは2012年8月の火星着陸以来、ゲイル・クレーター内にそびえる標高約4.8kmの山「マウント・シャープ」を14年かけて登り続けている。

 今年7月下旬、風や水による堆積の痕跡とみられる地層構造を調べるため山腹の岩棚に接近した際に撮影された複数枚の画像が、後に搭載カメラ「マストカム(Mastcam)」によって1枚の高解像度パノラマへと合成された。

 このパノラマの中に、周囲の岩肌よりも一段濃い長方形の暗がりが写り込んでいた。UFO研究家として知られるスコット・C・ウェアリング氏はこの部分を分析し、地球の住居の玄関口を思わせる人工的な「入口」ではないかとの見方を示している。

「高さ約2m、幅約1m」——研究家の主張とNASAの慎重な立場

 ウェアリング氏によれば、この「入口」は高さ約6.6フィート(約2m)、幅約3.3フィート(約1m)で、地球の住宅の玄関ドアとほぼ同じ大きさだという。同氏はさらに、なぜ探査車がこの地点に接近して詳しく調べなかったのかと疑問を呈し、NASAがすでに調査を行いながら結果を公表していない可能性があるとも主張している。

 一方でNASAは従来から、地球外生命体の存在を示す証拠は一切確認されておらず、火星における現在または過去の生命の痕跡も見つかっていないとの立場を崩していない。火星で話題になる奇妙な物体の多くは、単に特異な形状の岩にすぎないというのが同機関の説明だ。

 ただし、寸法の算出方法や秘密調査の根拠は示されていない。探査車からの正確な距離や比較対象が特定できない以上、パノラマ画像だけから実際のサイズを割り出すことは難しく、写っている暗がりは氏の推定よりも小さい、あるいは大きい可能性も残る。

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画像は「UFO Sightings Daily」より

4年前にも似た”扉”が話題に、正体は岩の裂け目だった

 NASAは今回の件について公式なコメントを出していないが、非常によく似た騒動は過去にも起きている。

 2022年5月、キュリオシティが撮影した別のドア状の地形が話題となり、当初は人が通り抜けられそうなサイズに見えたことから人工構造物の証拠だとする説が広まった。しかし詳細な分析の結果、実際のサイズはわずか高さ約30cm、幅約41cm——犬用のドア程度にすぎないことが判明。

 NASAは当時、マウント・シャープの丘陵には自然に生じた裂け目が多数存在し、こうした裂け目は地球でも火星でも岩盤にはごく一般的な現象だと説明している。

 科学者たちは、交差する複数の亀裂によって岩の一部が剥離したことで、この”扉”が形成されたと結論づけた。今回の長方形の暗がりも、岩の亀裂と風化、深い影が組み合わさった結果である可能性は考えられるが、NASAはまだ公式見解を示していない。

 こうした発見が繰り返される背景には、あいまいな画像から人間の脳が見慣れた形を無意識に読み取ってしまう「パレイドリア」という心理現象がある。雲に顔を見出すのと同じ仕組みが、荒涼とした火星の風景に人工物の幻影を生み出しているわけだ。

 代表例が1976年に探査機「バイキング1号」が撮影した、いわゆる「火星の人面岩」だろう。後の高解像度撮影で、それは影と低画質が生んだありふれた侵食地形だと判明している。

 ウェアリング氏は今なお、この長方形の地形を知的生命体が築いた入口だと主張し続けている。だが現時点でパノラマ画像が示しているのは、丘陵の岩肌に不自然な形の窪みが存在するという事実だけだ。それが本当に「扉」なのか、まして失われた文明の痕跡なのかは、依然として何も証明されていない。

参考:Daily Mail US、ほか

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TOCANA編集部

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