火星に「扉のある建造物」!? キュリオシティ最新画像に写った謎の構造物、失われた文明説が再燃

赤い惑星の地表を走る探査車が、またしても「あるもの」を捉えて世界のオカルトファンを騒がせている。
NASAの火星探査車キュリオシティが撮影した最新のパノラマ画像。その砂塵にかすむ遠景に、まるで「扉」を備えた建造物のような構造物が写り込んでいたというのだ。
かつて地球の古代人が身を寄せた原始的な住居にそっくりだとして、「火星にはかつて失われた文明が存在したのではないか」との声が再び噴き上がっている。
ゲール・クレーターに現れた「扉付きの住居」
問題の画像が撮影されたのは、キュリオシティが2012年の着陸以来「拠点」としてきたゲール・クレーターの内部だ。直径およそ155キロに及ぶ巨大な衝突盆地で、原子力を動力とする自動車ほどの大きさのロボットが、いまも太古の生命の痕跡を探し続けている。
先月撮影されたパノラマの中で、荒涼とした砂漠のような風景の奥に、一部の人々が「入口のある構造物」と指摘する地形が写っていた。
この説を打ち出したのは、UFO研究サイトを主宰するUFO研究家のスコット・ウェアリング氏だ。彼はこの地形が、火星に豊富に存在する「粘土状の漆喰のような素材」でできていると主張している。
ウェアリング氏によれば、一見すると切り出された巨岩のように見えるものは、実際には粘土質の壁と入口であり、風雨や環境から身を守る必要のあった知的生命体が築いたものだという。地球の古代人がそうした住居を持っていたように、はるか昔の火星にも同じものがあったはずだ、という論法である。

NASAの反論——「犬用ドアほどの自然な亀裂」
今回の主張についてNASAは公式な見解を示していない。ただし、同種の騒動は今回が初めてではない。
2022年、キュリオシティが同じく「扉のような」地形を撮影した際、NASAはこれに説明を加えている。当時の見解によれば、その構造物はシャープ山の斜面に見られる自然にできた開口部の亀裂の一つだという。
サイズは高さ約30センチ、幅約40センチほどで、NASAはこれを「犬用のドアほどの大きさ」と表現した。こうした開いた亀裂は、地球でも火星でも岩盤にごくありふれた現象だと同機関は指摘している。
さらにNASAは、地球外生命の存在を裏付ける証拠は何一つ得られておらず、火星に過去または現在の生命が存在した痕跡もいまだ見つかっていない、との立場を一貫して維持している。公式には、これらは知的生命の建造物ではなく、風化と地質がつくり出した偶然の造形だという見方だ。

パレイドリアか、失われた文明か
ウェアリング氏の投稿には、懐疑的な反応も少なくない。あるSNS利用者は、これは単なる岩の造形にすぎず、入口が存在する可能性までは否定しないものの、今回の画像はただの影に見えると冷静に指摘している。
一方でウェアリング氏は、知的生命体がこの構造物を造った可能性は100パーセントだと、みずからの確信を隠そうとしない。
2022年の画像がネットを席巻した際にも、人工物のように見える、角が直角すぎて自然にできたとは思えない、といった声が相次いだ。人間の脳には、無関係な模様の中に顔や建造物のパターンを見出してしまう傾向がある。心理学でパレイドリアと呼ばれるこの現象こそが、火星の岩を「扉」に変えているのだ、という指摘は根強い。
とはいえ、である。荒れ果てた砂漠の彼方にたたずむ直線的な影を前に、そこに文明の名残を見てしまう想像力を、単なる錯覚と切り捨てられるだろうか。
NASAが「ありふれた岩の亀裂」と説明しても、赤い惑星がかつて水をたたえた温暖な世界だったことは科学的にも裏付けられている。生命が芽吹く条件が整っていた過去があるのなら——扉の向こうに何があったのかを想像する余地は、まだ残されているのかもしれない。
参考:Daily Mail、ほか
※ 本記事の内容を無断で転載・動画化し、YouTubeやブログなどにアップロードすることを固く禁じます。
関連記事
人気連載
“包帯だらけで笑いながら走り回るピエロ”を目撃した結果…【うえまつそうの連載:島流し奇譚】
現役の体育教師にしてありがながら、ベーシスト、そして怪談師の一面もあわせもつ、う...
2024.10.02 20:00心霊火星に「扉のある建造物」!? キュリオシティ最新画像に写った謎の構造物、失われた文明説が再燃のページです。火星、スコット・ウェアリング、構造物などの最新ニュースは好奇心を刺激するオカルトニュースメディア、TOCANAで
