火星に「エイリアンの銃」が落ちていた!? NASA探査機が撮った”全長30cmの武器”とUFO研究家の主張

火星に「エイリアンの銃」が落ちていた!? NASA探査機が撮った"全長30cmの武器"とUFO研究家の主張の画像1
画像は「Daily Mail」より

 赤い砂に埋もれた、ひとつの岩。ただの石ころにしか見えないその物体が今、「エイリアンの銃だ」としてSNSを騒がせている。撮影したのは、ほかならぬNASA火星探査機。そして「これは異星人の武器に間違いない」と断言する男が現れた。冗談のような話だが、当人はいたって本気である。

「全長30cmの銃」はSOL 3773に落ちていた

 問題の画像を撮影したのは、NASAの探査機オポチュニティだ。火星の砂漠に散らばる岩の一角を捉えた1枚が、最近になってネット上で再拡散され、「銃の形をしている」と話題になった。

 火付け役は、UFO研究家のスコット・ウェアリング氏。UFO目撃情報を扱うブログを運営する人物で、この手の”発見”の常連だ。彼はX(旧Twitter)に「火星のエイリアンの銃。写真は1枚しか残っていない。ほかはNASAに削除された」と投稿した。

 ウェアリング氏によれば、この”銃”の全長はおよそ30cm。発見場所も「SOL 3773、エッジカム山とウドウィアク尾根の間」と、やたら具体的だ。「認めざるを得ない……とにかく信じられない代物だ」と、本人は興奮を隠さない。

 ちなみにオポチュニティは2004年に着陸し、14年以上も活動を続けた優秀な探査機だ。2018年の大砂嵐で沈黙し、2019年に任務終了が宣言された。その”遺産”がまさか銃騒動に使われるとは、開発陣も想像しなかっただろう。

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画像は「Daily Mail」より

NASAは「証拠隠滅」のために火星へ行った?

 ウェアリング氏の主張はさらにスケールアップする。彼いわく、NASAが探査機を送り込んだ本当の目的は「異星人のテクノロジーを回収するため」で、証拠画像も次々に削除されている――という壮大な陰謀論だ。

 もっとも、科学の世界ではこの現象に名前がついている。「パレイドリア」だ。雲が動物の顔に見えたり、壁のシミが人の顔に見えたりする、あの心理作用である。人間の脳は、無意味な模様の中にも意味のあるパターンを見つけ出さずにはいられない。火星の岩が銃に見えるのも、その延長線上にあるというわけだ。

 NASA自身は一貫して、火星に現在または過去の生命が存在した証拠は見つかっていないとの立場を崩していない。ネットの反応も冷静なもので、「専門家じゃないけど、これはただの石だと思う」というツッコミや、「なんで異星人が人間の手と指に合わせた銃を持ってるんだよ(笑)」という、実に的を射た一言も飛び出した。たしかに、引き金は誰が引くのか。

靴、そして銃――10年続く”火星の宝探し”

 実はウェアリング氏、この道およそ10年のベテランである。奇妙な形の火星の岩を「発見」してはネットに投稿し続けてきた。

 なかでも語り草なのが、2016年の「片方だけの靴」だ。クレーターの縁に落ちた靴を見つけたと主張し、「かつて戦争をしていた種族の靴で、その者が存在した唯一の証拠だ」と壮大なストーリーまで付け加えた。

火星に「エイリアンの銃」が落ちていた!? NASA探査機が撮った"全長30cmの武器"とUFO研究家の主張の画像3
画像は「Daily Mail」より

 靴の次は銃。この調子でいけば、いずれ火星から弾薬でも見つけてきそうな勢いだ。そもそも、銃の引き金を引く指を持った火星人は、本当に存在するのだろうか。

参考:Daily Mail、ほか

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