時空を歪めて飛ぶUFOが、地下深くの核ミサイルを狂わせた!? 半世紀の謎「マルムストロム事件」

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 1967年3月、モンタナ州の空軍基地で、核弾頭を搭載した大陸間弾道ミサイル(ICBM)が原因不明のまま次々と機能停止するという前代未聞の事態が起きた。

 基地上空にはUFOが飛来していたとされ、当時の様子を語った元空軍関係者の証言は半世紀近く語り継がれてきた。

 ニューヨーク州立大学オールバニー校の物理学者ケビン・クヌース氏は、この「マルムストロム事件」が実は一度きりの出来事ではなく、繰り返し起きていた可能性があると指摘している。

幾度となく繰り返されていた「ミサイル停止」の証言

 クヌース氏がこの事件を知ったのは、かつて所属していた研究室の教授からだったという。当初は、アメリカ空軍全体が厳戒態勢に入らないはずがないとして、にわかには信じがたい話として聞いていたと振り返っている。

 しかし後年、妻の親族と話す機会があった際、状況は一変した。その人物はかつて空軍に所属し、マルムストロム基地に配属されていたという。UFOがミサイル格納庫の上空に飛来し、次々とミサイルを機能停止させる出来事は「日常茶飯事だった」と、まるで大したことではないかのように語ったとクヌース氏は明かしている。

 元空軍将校ロバート・サラス氏がかつて証言した内容も、この体験と符合する。サラス氏によれば、基地上空でUFOが目撃された直後、配備されていた核ミサイル群が原因不明のままシステムダウンしたという。

国防総省が2025年に示した公式説明「電磁パルス装置の実験」

 一方、この事件について国防総省は2025年、公式な説明を示している。ミサイル群の停止は、当時極秘裏に進められていた電磁パルス(EMP)装置の実験が原因だったというものだ。

 軍の機密実験がミサイルの制御系統に影響を及ぼした、という筋書きは一定の合理性を持つ。ただし、この説明は1967年3月に起きたとされる一件を対象にしたものであり、元軍人が語ったという複数回にわたる停止までを網羅しているかどうかは明らかにされていない。

「空間を歪めれば時空も狂う」——物理学者が示す仮説

 クヌース氏は、UFOの飛行原理そのものについても独自の仮説を提示している。これまで報告されてきたUFOの動きは、通常の飛行体では考えられないほどの急加速を伴うことが多い。人間が搭乗していれば、慣性の力によって命を落としかねない水準だという。

 この矛盾を説明する理論の一つが、UFOが周囲の空間そのものを歪めることで移動しているという考え方だ。仮にこれが事実なら、地下深くのサイロに格納され、常時ナビゲーションシステムを作動させ続けているミサイルにも影響が及ぶ可能性がある。

 クヌース氏は、UFOが意図的にミサイルを止めようとしたとは考えにくいとした上で、空間と時間そのものに干渉するような挙動が、結果的に航法システムを狂わせてしまった「事故」だったのではないかと推測している。

 半世紀以上前の出来事の真相を裏付ける物理的証拠は、今のところ存在しない。電磁パルス実験という公式説明と、時空を歪める未知の技術という仮説、どちらが正しいのか決着はついていない。

 それでも、人類が制御しきれない何かが、かつて核ミサイルという最強の兵器を沈黙させたのだとしたら——その光景を想像するだけで、背筋が伸びる思いがする。

参考:NewsNation、ほか

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