レーザーポインターと瞑想で宇宙人を呼ぶ!? UFO目撃が生んだ「新しい信仰」の正体

レーザーポインターと瞑想で宇宙人を呼ぶ——UFO目撃が生んだ「新しい信仰」の正体の画像1
イメージ画像 Created with AI image generation

 アメリカの荒野に、夜な夜な集まる人々がいる。彼らはレーザーポインターで夜空を照らし、瞑想しながら「見えない知性」に語りかける。

 目的はただひとつ、地球外生命体とのコンタクトだ。この「CE-5」と呼ばれる実践は、もはや単なる趣味の域を超え、一種の「信仰」の様相を呈し始めているという。

 米国防総省による未確認異常現象(UAP、いわゆるUFO)関連文書の段階的な機密解除が進む中、この動きは着実に広がっている。

機密解除が呼び起こした「では、コンタクトも本当なのか」という問い

 長年、複数の内部告発者が「米政府はUFO・UAPに関する情報を意図的に隠している」と主張してきた。この疑惑は2026年5月、米国防総省(Department of War)がUAP遭遇に関する機密文書・画像・映像を段階的に一般公開し始めたことで、新たな重みを持つに至った。

 政府が公式にUAPの観測事実を認めるならば、それを操っているとされる「非人間的知性」との接触を主張する人々の話も、あながち荒唐無稽とは言い切れないのではないか——そんな問いが、あらためて浮上している。

 この問いを理解する上で欠かせないのが、米国の天文学者J・アレン・ハイネックが1972年に提唱した分類体系だ。彼はUFO遭遇を「第一種接近遭遇(CE-1・150m以内での目視)」「第二種接近遭遇(CE-2・周辺環境への物理的影響)」「第三種接近遭遇(CE-3・UFOを操縦する非人間的存在の目撃)」の3段階に整理した。

 1977年公開のスティーブン・スピルバーグ監督作品によってCE-3という言葉はポップカルチャーに浸透した。以後、後続の研究者たちがこの分類をさらに拡張し、「第四種接近遭遇(CE-4・UFOへの誘拐)」、そして人間側から地球外知性への接触を試みる「第五種接近遭遇(CE-5)」という概念が加わった。

荒野に集う実践者たちの奇妙な「儀式」

 CE-5は単なる分類上のカテゴリーにとどまらない。過去30年ほどの間に、世界各地のコミュニティによって実践される一種の「儀礼プロトコル」へと発展してきた。

 実践者たちは荒野にグループで集まり、さまざまな手法でコンタクトを試みる。レーザーポインターで夜空に信号を送る者もいれば、ガイガーカウンターで放射線量の変動を計測する者もいる。ストロボ光や音楽によるリズム同調、マントラの詠唱も併用されるという。

 とりわけ特徴的なのが「首尾一貫した思考連鎖」と呼ばれる瞑想法だ。実践者は自らの意識を深宇宙へと拡張するイメージを思い描き、UAPを操る知性に対してテレパシーで地球への来訪を招く。参加者の中には、点滅する光を介した「フォトン対話」と称する交信を経験したと報告する者もいる。

「回収された機体」への確信が支える共同体

 CE-5の実践者の多くに共通する信念がある。米政府が防衛関連企業と手を組み、回収した地球外機体を保有しており、科学者たちが密かにその技術をリバースエンジニアリングしてきたというものだ。

 具体的な証拠が示されなくとも、「政府が何かを隠してきた」という前提そのものが、この信念を裏付ける材料として機能している。儀式化した集団行為、共有される世界観、知性体との交信という超越的な体験の希求——これらは既存の宗教が備えてきた要素と重なる。

 CE-5のコミュニティを厳密な意味での「宗教」と呼べるかどうかは議論の余地がある。だが、科学的検証を経ない信念の共同体として裾野を広げていることは確かなようだ。

 政府の開示が進めば進むほど、実践者たちの確信もまた強まっていくのだとしたら——荒野で夜空にレーザーを向ける人々の姿は、これからも増え続けるのかもしれない。

参考:The Independent、ほか

TOCANA編集部

TOCANA(トカナ)は、「ホントカナ?」を編集方針に、UFO・UAP、UMA、心霊、予言、超古代文明、都市伝説など世界の「謎」を追うオカルトニュースメディア。2013年の開設から13年、公開記事は2万本以上。
Twitter: @DailyTocana
Instagram: tocanagram
Facebook: tocana.web
YouTube: TOCANAチャンネル

※ 本記事の内容を無断で転載・動画化し、YouTubeやブログなどにアップロードすることを固く禁じます。

人気連載

“包帯だらけで笑いながら走り回るピエロ”を目撃した結果…【うえまつそうの連載:島流し奇譚】

“包帯だらけで笑いながら走り回るピエロ”を目撃した結果…【うえまつそうの連載:島流し奇譚】

現役の体育教師にしてありがながら、ベーシスト、そして怪談師の一面もあわせもつ、う...

2024.10.02 20:00心霊

レーザーポインターと瞑想で宇宙人を呼ぶ!? UFO目撃が生んだ「新しい信仰」の正体のページです。などの最新ニュースは好奇心を刺激するオカルトニュースメディア、TOCANAで

トカナ秘密結社購買部

UFO・宇宙人最新記事

1952年ベネズエラ密林の墜落UFO事件

UFO・宇宙人

「巨大なダイヤモンド形UFO」が出現

UFO・宇宙人