数学者が予測する「人類滅亡の日」とは? 確率95%の終末論法が導き出した絶滅シナリオ

「人類滅亡の日」——それはいつやってくるのか。
世界終末時計(Doomsday Clock)が「残り89秒」という、過去最も午前零時に近い危険水域を指している現在、気候変動やAIの暴走、終わらない戦争のニュースを見ていると、明日世界が終わっても不思議ではないような気がしてくる。
しかし今回、数学者たちが「ある物議を醸す方程式」を用いて弾き出した人類滅亡のタイムリミットは、意外なほど長く、そして奇妙な説得力(95%の確率で当たるという)を持っていた。
「1170億人」という数字が鍵を握る「終末論法」
今回用いられたのは、確率論の世界で古くから議論されている「終末論法(Doomsday Argument)」というアプローチだ。
この計算の出発点は、「これまで地球上に生まれ、生きてきた全人類の総数」である。ホモ・サピエンスが誕生してから現在までに生きた人間の数は、およそ「1170億人」と推計されている。
そして、この理論の核となるのは「今生きている私たちは、人類全体の歴史の中で『特別な存在』ではなく、完全にランダムな位置にいる」という前提だ。
つまり、現在生きている人間が、最初から最後まで続く全人類の中で「最初の5%(黎明期)」に属しているという、極端だが控えめな仮定を置くのである。
人類があと「2兆3400億人」生まれたらゲームオーバー
計算は非常にシンプルだ。これまでに生まれた1170億人が「全人類の5%」だと仮定する。すると、残りの95%を算出するには、1170億を20倍すればいい(5%×20=100%)。
1170億人 × 20 = 2兆3400億人。
これが、人類が絶滅するまでに地球上に存在するであろう「全人類の総数」の限界値だ。
現在の人口増加のペースを当てはめると、この2兆3400億人という枠を使い切るまでには、およそ「1万7100年」かかるという計算になる。つまり、今から約1万7100年後に、最後の一人が息を引き取って「人類というゲーム」が終了するというわけだ。
明日核戦争で滅びるよりはマシな気もするが、あと1万年以上もこのカオスな世界が続くのかと思うと、それはそれで絶望的な気分になってくる。
「数学は嘘をつかない」……とは限らない
もちろん、この「95%の確率で当たる」と豪語する終末論法には、科学者や批評家から猛烈なツッコミが入っている。
最大の反論は、「人類のイノベーション(技術革新)」を全く考慮していない点だ。1万年の間に人類が宇宙へ進出し、他の惑星を植民地化(テラフォーミング)していれば、人口の限界値は地球という器をはるかに超えることになる。また、寿命を大幅に延ばすテクノロジーが誕生すれば、人口のサイクルそのものが変わってしまう。
さらに、もっと現実的で恐ろしい予測も存在する。
イタリアのミラノ大学の研究チームが今年5月に発表した最新のシミュレーションでは、「気候変動やパンデミックによって地球の環境収容力(人間を養える限界)が突然落ちた場合、2064年までに世界の人口は半分に激減する」という最悪のシナリオが提示されているのだ。
数学者たちが弾き出した「1万7100年後の穏やかなゲームオーバー」か、環境学者が警告する「40年後の人口半減パニック」か。どちらの予測が正しいにせよ、人類という名の砂時計の砂が確実に落ち続けていることだけは間違いないようだ。
参考:UNILAD、ほか
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2024.10.02 20:00心霊数学者が予測する「人類滅亡の日」とは? 確率95%の終末論法が導き出した絶滅シナリオのページです。人類滅亡、終末論法、世界人口などの最新ニュースは好奇心を刺激するオカルトニュースメディア、TOCANAで

