MITのトップ科学者が激白「地球温暖化は“ヒステリー”だ」― “気候変動の恐怖”は証拠ではなく、金のために作られた?

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「あと0.5℃上昇したら、我々は破滅する、などと彼らは言う。国民は、それがナンセンスだと知っている」

 マサチューセッツ工科大学(MIT)の名誉教授であり、数十年にわたり大気科学を研究してきたリチャード・リンゼン博士。気候科学の世界的権威である彼が、現代社会を覆う「地球温暖化へのヒステリー」に対し、真っ向から異を唱えた。

 彼によれば、世間を騒がせる終末論的な予測の多くは、現実的なデータに基づいておらず、その動機は科学ではなく“金”にあるというのだ。

“悪者”にされた二酸化炭素―温暖化の本当の原因は不明

 気候変動とは、主に石炭や石油などの化石燃料の燃焼による、人間活動の結果として生じる地球の温暖化を指す、というのが一般的な理解だ。多くの科学者や活動家は、このまま温暖化が進めば、異常気象や海面上昇、食糧危機といった壊滅的な事態が、わずか25年以内に訪れると警告している。

 しかし、リンゼン博士はこの通説に疑問を呈する。彼は、地球の気温が有史以来、常に大きく変動してきたことを指摘。15世紀に北半球を襲った「小氷期」のような寒冷化現象でさえ、その正確な原因は未だに解明されていない。「当時のCO₂(二酸化炭素)が不足していたとでも言うのか?」と、彼は皮肉を込めて語る。

 彼によれば、政治家やメディアによって“最大の悪者”に仕立て上げられたCO₂は、実際には植物の成長を助ける有益な微量温室効果ガスに過ぎないという。

「地質学的に見れば、現在のCO₂濃度は低すぎる。これまでのCO₂増加でさえ、耕作可能な土地を30~40%増加させた可能性がある」と、彼は主張する。

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数兆ドル規模のエネルギー産業を巡る“利権”

 では、なぜこれほどまでに地球温暖化の危機が叫ばれるのか。リンゼン博士は、その真の動機が、数兆ドル規模の巨大なエネルギー産業を巡る“利権”と“支配欲”にあると指摘する。

「数兆ドル規模の産業を、完全にひっくり返す機会があるという事実は、多くの政治家にとって大きな魅力だった。彼らはそれに熱狂したんだ」

 CO₂を“悪者”に仕立て上げることで、政府は巨額の予算をクリーンエネルギー事業に投じ、エネルギー産業全体への支配力を強めることができる。そして、この「温暖化=危機」という物語は、科学者たちにとっても都合が良かった。気候変動の危機を支持する研究には、大学へ多額の研究助成金が流れ込むからだ。

 リンゼン博士や、ジョージア工科大学の元学部長ジュディス・カリー氏のような、気候変動モデルの矛盾点を指摘する科学者たちの研究は、学術誌への掲載を拒否されたり、発表した編集者が解雇されたりすることが頻繁にあったという。

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「アイリス仮説」―自然は“暴走”を食い止める

 多くの気候変動モデルは、「気温が上昇すると、大気中の水蒸気が増え、それがさらに強力な温室効果を生み出す」という“正のフィードバック”を前提としている。しかし、リンゼン博士はこの仮説を否定する。自然は通常、気候の極端な変動を悪化させるのではなく、むしろ抑制するように働くからだ。

 彼が提唱する「アイリス仮説」によれば、熱帯地方の気温が上がりすぎると、強力な積乱雲が雲に穴を開け、まるで目の「虹彩(アイリス)」のように、余分な熱を宇宙空間へ逃がすという。この自然の冷却システムが、水蒸気による温暖化の暴走を食い止めるのだ。

 リンゼン博士の計算では、たとえすべての国が2050年までに「ネットゼロ」(温室効果ガスの排出量から吸収・除去量を差し引いた合計をゼロにすること)を達成したとしても、抑制できる温暖化はわずか数分の一度に過ぎない。そのために数百兆ドルもの経済的コストを支払うのは、あまりにも馬鹿げた取引だと、彼は警告する。

 ビル・ゲイツ氏のような、かつて気候変動対策に巨額を投じてきた人物でさえ、最近では核戦争といった他の脅威に焦点を移すべきだと語り始めている。

「地球温暖化の危機」という物語は、果たして科学的な真実なのか、それとも一部の人々によって作られた、壮大なフィクションなのか。リンゼン博士の告発は、私たちに、その物語を鵜呑みにするのではなく、自らの頭で考えることの重要性を突きつけているのかもしれない。

参考:Daily Mail Online、ほか

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