廃棄された軍事施設に人骨が…!? 都市探検家が恐怖体験を語る

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画像は「TeEnZIE (YouTube)」より

 海外にて、廃墟になったシェルターの中を散策していた人が中で「人間の骨」らしきものを発見した(!?)という動画が公開されて注目を集めた。

 問題の動画は「都市探検家」でありYouTuberのTeEnZiE(本名Tina)さんの動画。都市探検家とは打ち捨てられた国内外の廃墟を調査する人々のことで、近年海外の人々の間で人気になっている。彼らはSNS等にて不気味だがどこか神秘的な廃墟の動画や画像を投稿し、人気を集めている。彼女も動画共有プラットフォームで登録者数を3万人以上集めている人気の都市探検家だ。

 彼女は先日、母親と共に廃墟となったカークネトン空軍基地を訪れた。基地の中にはシェルターらしき構造物もあったのだが、柵越しに「人骨」らしきものが半ば埋まった状態で残されていたのを発見し心底驚いたという。

「先に骨を見つけたのは私の母でした。先にシェルターを覗いた母が『人間の骨があるかもしれない』と言ってきたとき、内心パニックに陥ったのを覚えています。シェルターの中に入ってみると、確かに土に半分埋まった人間のあばら骨のようなものが見えました。しかし、近づいてみると幸いにも羊の骨だということがわかり、心底ほっとしました」(Tinaさん)

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画像は「TeEnZIE (YouTube)」より

 恐らく、近隣の牧場から迷い込み、出られなくなった羊の骨だったのではないか、とのことだ。

 今回の事例は蓋を開けてみれば大したことではなかったが、ティナさんは母親と一緒に都市探索を始めてから20年の間で「背筋の凍るような瞬間を何度も味わってきた」という。

「私が最初に都市探検を始めたのは18歳のときで、確か2003年だったと思います。私の母は70年代にデクモント(スコットランド)のバングール・ビレッジ・ホスピタルで働いていたことがあり、よく話を聞かせてくれました。その後、廃墟になった病院の敷地内を歩いてみたのが最初の都市探索でした。都市探索で恐ろしい思いをしたことは何度もあります。足を踏み入れた廃墟の床が抜け落ちたり、屋根が崩れたり……鉱山で2時間も行方不明になったこともあります」

 鉱山の廃墟で写真や動画を撮って2時間程過ごした後、いざ返ろうとして出口がわからなくなった時が一番恐怖を感じた瞬間だった、とティナさんは語る。

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画像は「TeEnZIE (YouTube)」より

「パニックになった瞬間を今でも覚えています。どの方向に進んでも、出口の光が見えなかった。周りの人に自分の行き先を誰にも教えていなかったのが最大の失敗でした。このまま廃鉱山から出られず、最悪の結果になっていた可能性もありました」(同)

 この手痛い経験から、彼女は都市探索における注意事項を上げている。

「行きたいところの詳細をまず調べてください。最初の探索はアクセスの良い古城や工場などの簡単なところが良いでしょう。できれば、経験者と一緒に行きましょう。日中が一番安全です。安全に気を遣うと共に、建物に敬意を払い、損害を与えないことが重要です。将来、人々がこれらの建物を歴史の一部として振り返ることができるようになればと願っています」(Tinaさん)

参考:「Daily Star」ほか

【本記事は「ミステリーニュースステーション・ATLAS(アトラス)」からの提供です】

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文=飯山俊樹(ミステリーニュースステーションATLAS編集部)

ミステリーニュースステーションATLAS編集部員
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