地縛霊「ドイツの少女」の撮影に成功! ドレスを着て走る姿を捉えた心霊映像=シンガポール

 シンガポールには昔から「ドイツ娘」と呼ばれる奇妙な幽霊の伝説が存在する。地元の言い伝えによると、第一次世界大戦中にウビン島にドイツ人一家が住んでいた。しかし侵攻してきたイギリス軍に追われ、逃げる途中に一人の娘が崖から落ちて亡くなってしまった。その後、彼女の幽霊が非業の死を遂げた場所の近くで見られるというのだ。

 しかし、この幽霊については該当するドイツ人一家が住んでいた事実がないこと等から、歴史学者によって事実ではないと否定されている。それでもこの幽霊伝説は今も信じられており、ドイツ人少女が亡くなったとされる場所はもはや聖地と化しており、多くの観光客がドイツ人少女に供物を捧げ、時には彼女の霊が人々の前に現れると噂されている。

 そんな幽霊「ドイツ娘」の姿を捉えたと思われる不気味な映像がネット上に公開されて話題になっている。この不気味な動画はウビン島で警備員が撮影したもの。夜の敷地内の映像で、カメラが右方向にパンしていくにつれ画面に生け垣と街灯が映り込む。すると、闇の中から白い奇妙な影が滑るように出てくるのだ。

地縛霊「ドイツの少女」の撮影に成功! ドレスを着て走る姿を捉えた心霊映像=シンガポールの画像1
画像は「YouTube」より

 この映像は本来警備員が上司に対し、強い雨が降っていたため敷地内を歩いて見回れなかったことを説明するために撮影したものだった。しかし撮影後に映像を見返した彼は、生け垣の前を滑るように動く女性のような人影が映っていたことに気づいて驚いた。

 動画を見た多くの視聴者からは、この奇妙な人影は正しく「古い中世のドレスをまとった伝説のドイツ人少女の霊」だという意見が寄せられているようだ。さはかし彼女は伝説でも1914年に死亡したとされているため、やや格好が古めかしく違和感がある。そのため幽霊の正体はレインコートを着て、ずぶ濡れにならないように走っている人間に過ぎないのではないか、という懐疑的な意見も寄せられているようだ。

参考:「Coast to Coast AM」ほか

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文=田中尚(ミステリーニュースステーションATLAS編集部)

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