岸田首相はロシアに頭を下げてウクライナに訪問? ゼレンスキーはロシアと欧米のダブルスパイ、習近平の和平案でウクライナ美女が中国で人身売買の犠牲に=ジェームズ斉藤
ジェームズ:一見すると共産主義国家がよく使う「意味のない用語」だらけの「スカスカな和平案」ですが、アメリカはこれに猛烈に反対しています。
──つまり毒が入っているんですね。
ジェームズ:入っています。まず、1番目の「すべての国の主権の尊重」ですが、一見いいことを言ってるように見えますよね。しかし、ここで言いたいのはロシアの主権、ロシアのやり方を尊重するということです。
──「すべての国」というのは、ロシアも含まれると。
ジェームズ:というよりも、ロシアのことを入れたいがための「すべて」という表現です。そこを読み間違ってはいけません。2番目の「冷戦精神の放棄」これも一見良さそうですが、NATOのことを言っています。NATOを解体しろ、という意味です。
──あっ、そうか。NATOって思い切り冷戦の遺物ですもんね。
ジェームズ:ですから、完全にアメリカに対するメッセージで、「ユーラシア大陸はこれからロシアと中国で運営していく」さらに、「台湾侵攻の時にもアメリカは関わるな」と宣言しています。ですから、アメリカが猛反対するのも当然です。
──日本の官僚がよく使っている霞ヶ関文学のような文章ですね(苦笑)。
ジェームズ:人を騙そうと思うとどこに国でもこうなるのでしょう(笑)。続いて注目してほしいのが7番目の「原子力発電所の安全を守る」ですが、これはウクライナ戦争が終わったあとを見据えて、「経済復興の利権を中国がもらいますよ」という意味です。復興の時にはウクライナは焼け野原になっているはずなので、そこでエネルギーを使うとなれば、原子力しかないので原発は壊すなと言っているのです。しかし、これもおかしな話で、日本にあれだけ太陽光パネルを売りつけているのに、ウクライナこそ、太陽光パネルだろうと(笑)。しかし、復興には原発だと言っているのですから、これが中国の本音です。
──エネルギー問題は太陽光パネルでは解決できないんですね。
ジェームズ:当たり前です。最後の「紛争後の復興の促進」はヨーロッパへのメッセージで「ウクライナ復興は中国が担当しますよ」ということです。これでヨーロッパは安心するはずです。
──復興を中国がするとヨーロッパは安心するんですか?
ジェームズ:ヨーロッパは復興を担当したくないのです。なぜなら、ロシアと対峙することになるからです。たとえ、ロシアがウクライナ戦争で負けたとしても復興のためにウクライナに入れば、それはロシアの国境に近づくことになりますから、そういうリスクは犯したくないのです。ですから、中国が復興を担当してくれるのであればOKなのです。一方、中国のメリットは復興利権を手に入れると同時にヨーロッパ諸国を安心させてNATOの分断を図れるというものがあります。
──でも、バイデンたちもずっと復興利権を狙っていましたよね?
ジェームズ:狙っています。ただし、アメリカの復興案はロシアが潰れているのが条件です。潰れていない状態でアメリカが入っていくと今度はアメリカがロシアと直接にらみ合いになりますので簡単ではありません。なので、アメリカはいまロシアの解体を画策しています。ロシアにある89の州を分断して内部解体してからゆっくりウクライナに入る予定です。
──それだと時間がかかりそうですね。
ジェームズ:中国案よりは確実に時間も手間もかかると思います。ですから、ヨーロッパとしてはすぐに復興に着手できる中国案を歓迎しているのです。
──要は、中国の復興とアメリカの復興は対立していると。
ジェームズ:中国の復興の場合はロシアが勝ってもウクライナに入っていけますからね。ただ、ここで不可解なことが起こったのですが、ウクライナ側が中国の和平案を絶賛したのです。ウクライナのクレバ外相、ニコレンコ報道官ともに絶賛しましたし、ゼレンスキー大統領も「習近平と和平案について話し合いたい」と発言していました。のちに撤回しましたが(笑)。
──でも、最初は絶賛してしまったと(笑)。そもそもウクライナが中国案を認めていいんですか? ジェームズさんの話だと中国案はロシアが勝つ前提ですよ?
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2024.10.02 20:00心霊岸田首相はロシアに頭を下げてウクライナに訪問? ゼレンスキーはロシアと欧米のダブルスパイ、習近平の和平案でウクライナ美女が中国で人身売買の犠牲に=ジェームズ斉藤のページです。中国、習近平、ロシア、ウクライナ、岸田文雄などの最新ニュースは好奇心を刺激するオカルトニュースメディア、TOCANAで