岸田総理がウクライナに行かない理由とは? 外務省にも舐められる岸田政権の悲惨な現状=ジェームズ斉藤

【連載:某国諜報機関関係者で一切の情報が国家機密扱いのジェームズ斉藤(@JamesSaito33)が斬る! 国際ニュース裏情報】

──いま岸田総理がウクライナに行くのか、行かないのかが話題になっていますが、以前、ジェームズさんは「岸田さんは行きたいふりをしているだけで行くわけがない」と笑ってましたよね? 

ジェームズ斉藤(以下、ジェームズ):それはそうでしょう。本気で行く気があれば、ウクライナ訪問の計画を読売新聞にスクープなんかされないですよ(政府は2月24日に0泊3日で岸田総理のウクライナ電撃訪問を計画中だったが、1月22日付けの読売新聞にスクープされる)。先日のバイデンのウクライナ電撃訪問を見てもわかる通り、首脳のウクライナ訪問は極秘中の極秘です。それが簡単に漏れてしまっているということは岸田さん側からのリークしか考えられません。巷では長男の翔太郎氏が口をすべらせたという話も出ていますが、まあ、それも含めて岸田さん側のリークで、「ウクライナに行こうとしたけどマスコミに漏れてしまったので行けなかった」という言い訳が欲しいのです。

岸田総理がウクライナに行かない理由とは? 外務省にも舐められる岸田政権の悲惨な現状=ジェームズ斉藤の画像1
画像は「Getty Images」より

 

──なぜそんなものが欲しいんですか?

ジェームズ:岸田さんはいま5月の広島G7のことしか考えていません。ウクライナ訪問の話にしてもすべてはG7を成功させるためです。ただし、岸田さんの本音は「行きたくない」です。0泊3日の強行軍に加えて、行けば必ず、援助金をおねだりされるわけですよ。それで何兆円も金を出したら、また支持率が下がりますからね、行きたいわけがないじゃないですか。しかし、G7のほかのメンバーは全員ウクライナ訪問を済ましていますから行かないと広島でカッコがつかない。そこで、行こうとしたけど、マスコミにスッパ抜かれたのでいけなかったという体裁を作りたかったのです。

──マスコミのせいにして、行かないで済まそうと(苦笑)。

ジェームズ:そうです。しかし、バイデンが電撃訪問したため、いまになって「G7の中でウクライナに行っていないのは日本だけだ」とマスコミが一斉に騒ぎ始めたのです。

──みんなが行ってるんだからお前も行け。日本のマスコミらしいですね、バスに乗り遅れるな論(苦笑)。

ジェームズ:行くか、行かないかは国益にそって考えるものであって、「みんなが行ってるから行く」というのは、一国の首相としてあってはならない思考です。であるのに、そんな論調を平気でできる日本のマスコミは本当に終わっていますね。

 ともかく、岸田さんはここまで行かないで引っ張ってるわけですから、たぶん行かないと思います。

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画像は「Getty Images」より

──行かないで済むんですか?

ジェームズ:行けば移動の飛行機をロシアに撃墜されるかもしれませんよ(苦笑)。ですから、「行く」という判断をするのは難しいとは思います。一つ言えることは今後、岸田さんは外交問題で難問を抱えていくことになるのは間違いありません。

──それは外務省との軋轢もあって、ということですか?

ジェームズ:その通りです。そもそも論でいえば、日本はG7の加盟国でしかも今年は議長国、さらに日本とロシアは平和条約がないので事実上戦争状態です。これらの事実を考慮すると岸田総理がウクライナ訪問することは当然国益にかないますし、他国の目に関係なく行くべきです。これがまともな外交判断です。しかし、それを岸田さんに言わない外務省は岸田さんの足をわざと引っ張っている可能性があります。

──先日の記事でも、そんな話をしてましたね。岸田さんの長男翔太郎くんのパリやロンドンでの公用車を使ったショッピングをマスコミにリークしたのは外務省だったと。

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