岸田総理がウクライナに行かない理由とは? 外務省にも舐められる岸田政権の悲惨な現状=ジェームズ斉藤

ジェームズ:実は外務省がやっているのはそれだけではなく、岸田さん本人にも嫌がらせのようなことをしているのです。たとえば、2月7日の北方領土の日に岸田総理は「ロシアとの領土問題の解決と平和条約締結を目指す」と発言してしまっています。これも外務省の差し金でしょう。

──えーっ!? 岸田さん、そんなことを言ったんですか? ロシア側はこの1月にも「日本とは平和条約交渉は永遠にしない」と言ってますよね?

ジェームズ:去年の3月、日本が「ウクライナに援助物資を送る」と宣言した時からずっと言っています。あの時、ロシアは「ウクライナへの援助を宣戦布告と受け取る」とも言ってました。であるのに、何も考えずに「ロシアとの領土問題解決と平和条約締結を目指す」と発言したのですから、これまでのロシア側の発言をまったく聞いていないことになります。

──岸田さんが何も考えていないのはわかりますが、外務省もどうかと思います。だって、岸田さんは外務省から渡されたペーパーを読んだだけでしょうから。

ジェームズ:ロシアが「日本との交渉は永遠に不可能」と言っているのに、外務省が「平和条約締結を目指す」と岸田さんに言わせる理由は簡単です。平和条約締結を目指すと言わせないと外務省が先頭に立てなくなるからです。ロシアとは交渉しませんと言った瞬間、外務省の出番はなくなるので、絶対に交渉しないとは言わせないのです。

──しかし、ロシアは「条約締結は永遠にない」って言ってるんですよ。もうちょっと現実を見ないとダメでしょ。

ジェームズ:外務省は省益につながらない現実など直視しません。もっと最悪なのは岸田さんです。彼がもう少しまともであれば、原稿を渡された時点で「こんな原稿読めるか!」と突き返すはずです。しかし、それをしないということは自分で情報を得て考えるということを何一つしていない証拠です。永田町では「岸田政権は官僚に舐められている」というのが常識ですが、まさに今回のロシア関連の無能な発言ぶりはそれを証明しています。

 ただし、のちのちのことを考えたら、岸田さんはこれ以上、評価を落とさないほうがいいと私は思っています。

岸田総理がウクライナに行かない理由とは? 外務省にも舐められる岸田政権の悲惨な現状=ジェームズ斉藤の画像3
画像は「Getty Images」より

──国民の支持率をこれ以上、下げないほうがいいと。

ジェームズ:いえ、国民にとってはもうほぼ落ちているんじゃないですか(苦笑)。私が言っている評価とはアメリカの評価です。岸田さんはいまアメリカから評価されているという話は以前の記事でしました。それは菅派の対抗馬としては岸田さんしかいないからです。しかし、「平和条約締結を目指す」発言はアメリカの最新対露認識に反しています。アメリカとしては平和条約など結んでもらったら困るのです。もっとわかりやすく言えば、「平和条約締結を目指す」発言は安倍さんのロシア政策の継承です。安倍さんはロシア政策がたたって辞職、ひいては暗殺されたと言われているのを岸田さんは知らないのでしょうか? あれはかなり軽はずみな発言だったんです。

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──せっかくアメリカ側の支持を得ているのにそれを失うかもしれないんですね。

ジェームズ:ですから、岸田さんという人はあらゆる意味で何も考えていないと判断する以外にないのです。簡単な自己保身すらできないのですから、相当ヤバいと思いますね。そして、外務省はそうなることを望んで、岸田さんに平和条約交渉の締結発言をさせているのではないかと思います。

──外務省としては自分たちの仕事ができて、岸田さんの評価が下がるという一石二鳥を狙っているんですね。

ジェームズ:その可能性が十分にあります。ただし、私がこの記事で言いたいのはそこではありません。世界は、岸田さんが広島G7のことで頭がいっぱいになっている間に、遥か先に進んでいるということを強く言いたいのです。

 というのも、いまアメリカ国内ではウクライナ戦争後について真剣に話し合っています。日本はいまだにウクライナ戦争がいつ終わるのかなどといったことしか考えていませんが、他国はもうウクライナ戦争後のことを検討しているのです。

後編へ続く

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文=中村カタブツ君

元『紙のプロレス』編集者。現在は認知科学者である苫米地英人先生の出版関連業務に携わっている。
著書『極真外伝―極真空手もうひとつの闘い』(ぴいぷる社)
編集『苫米地博士の「知の教室」』(サイゾー)
編集・構成『日本人はもっと幸せになっていいはずだ』(サイゾー)

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