米機密文書流出はバイデン政権による政治工作! 犯人はCIAの特殊スパイ、狙いはウクライナ支援打ち切り、同盟国切り捨て、SNS規制=ジェームズ斉藤

【連載:某国諜報機関関係者で一切の情報が国家機密扱いのジェームズ斉藤(@JamesSaito33)が斬る! 国際ニュース裏情報】

ジェームズ斉藤(以下、ジェームズ):先日、アメリカの機密情報漏洩の犯人として21歳の若い軍人ジャック・テシェイラが捕まりました。しかし、あまりにも不可解な点が多すぎます。これはマスコミからの情報を額面通りに受け取ってはいけません。

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ジャック・テシェイラ(画像は「Facebook」より)

──そもそも流出した機密情報ってどの程度の情報なんですか?

ジェームズ:ペンタゴンの中でも最重要の一人である統合参謀議長に渡す資料です。掛け値なしのトップシークレットです。統合参謀議長というのは全世界に展開するアメリカの軍事作戦のトップであるとともに大統領に適切なアドバイスをする役割です。そういった人物に渡すための資料を持ち出し、拡散させたのが2019年に軍隊に入った、将校でもない一兵卒の軍人だったということです。

──意外でしたよね。

ジェームズ:最初はロシアのサイバー攻撃による拡散だと疑われていましたね。その理由は、ロシアのチャットアプリのTelegramで拡散していたからです。しかし、よく調べてみると、Telegramに書き込んだ人間は、ネット掲示板の4ちゃんねるを見ていたようで、その4ちゃんねるに書き込んでいたのはディスコードというオンラインゲームの、あるチャットグループに所属していた人間でした。捕まったテシェイラはディスコードのそのチャットグループのリーダーだったのです。これで流出の経路はわかったのですが、問題は本当に21歳のテシェイラが犯人なのか? という点です。

──なんか納得いかないですよね。

ジェームズ:直感的にみんなそう思いますよね。流出した機密資料を見ていくとはそれはさらに確信的になっていきます。その資料というのはアメリカと同盟国の関係を害するような内容か、ウクライナ戦争に関するマイナス情報ばかりなんです。

──具体的にどんな内容なんですか?

ジェームズ:たとえば、いまウクライナ軍の兵力が足りない、予想以上に犠牲者が多いといった情報で、これが漏れたことによってウクライナが春に予定していた大攻勢が頓挫しそうになっています。春の大攻勢でロシアを押し返すというのがこの2カ月間ぐらい議論されていたんですが、この機密資料の拡散によってできないような状況になりつつあります。はっきり言って、アメリカはウクライナを全面的に支援することが難しくなりました。

 さらに、ウクライナ関連と同時に韓国、エジプト、アラブ首長国といったアメリカの同盟国、パートナー国に関する情報も多く流出しています。しかも、その情報はアメリカとの同盟関係、パートナー関係が悪くなるものばかりです。たとえば、エジプトがロシアからかなりの武器を調達しようとしているといったものです。エジプトはアメリカが軍事支援をしている国なので、ロシアから武器を調達するのは裏切り行為です。これでアメリカとエジプトのパートナー関係にヒビが入りました。韓国に関しては、尹大統領の電話を盗聴していたことが発覚しました。韓国国内ではアメリカが韓国に対して電波傍受をやっているということで大問題になっています。いまの尹政権は親米でなおかつギリギリ親日で、前の文政権の親中、親北朝鮮の政権からだいぶアメリカ寄りに戻したはずなのですが、この電波傍受の発覚でアメリカと韓国の関係はかなり悪くなりました。韓国はいま親北極左勢力が相当強くなっていて、今回、親米政権になったのは奇跡に近いんですが、それがダメになりそうです。

──日本関係の情報は出てますか?

ジェームズ:日本関係は現時点では確認されていません。いくらでもあるはずですが、日本はないんですよ。韓国、エジプト、アラブ諸国といった微妙な国々に対しては徹底的にアメリカとの関係を悪くするような情報が拡散されています。

 そして、重要なのはこういった情報の選別を誰がしたのか? という疑問です。とてもではないですが、21歳の、それも軍隊に入りたての若い軍人がやったとは思えないセレクトなんです。もちろん、ランダムとも思われません。どちらかというとバイデン政権の国防政策が妙に反映されているんです。

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画像は「Getty Images」より

──つまり、バイデン政権が裏で糸を引いている疑いがあると。

ジェームズ:いまのバイデン政権はトランプ政権から始まった本格的な撤退政策をやっていますから。この辺の話はメルマガの記事で詳しく書きましたが、いまのアメリカは誰が大統領になるかなどはまったく関係なく、アメリカ一極体制を終わらせようとしています。世界の警察をやり続けたり、ドル基軸通貨体制を支えるなんてことはもうしたくないし、保たないのです。ですから、9.11以後で言えば、メチャクチャな軍事侵攻を行って世界中から嫌われることをするようになっています。いまは軍事侵攻はやめていますが、その代わりにバイデン政権はいま全体主義のゴリ押しをして世界中から嫌われています。日本だけはLGBTやSDGsを有難がってやっていますが、中東諸国ではLGBTは物凄く嫌われていますから。

──宗教的に受け入れがたいですよね。

ジェームズ:日本はなんでも受け入れてくれて都合が良いので、切り捨てられていないのです。ただし、それは決していいことではありません。アメリカと、対米従属でボロ儲けしている日本の上級国民にとって都合がいいだけで、一般の日本国民にとっては何もいいことはないと思います。そもそも読者の皆さんに覚えてもらいたいのは「日本人は簡単に騙せる」というのがワシントンの常識です。

 ともかく、今回漏洩した情報はバイデン政権の流れに沿ったものばかりなので、21歳の若者がやったとはとても思えないんです。

──彼は天才ハッカーで、機密情報を手当たり次第に漏洩させたということはないですか? 

ジェームズ:テシェイラは、サイバー関連の仕事をやっていたらしいですが、別にハッカーではないです。米空軍のインテリジェンス部隊に配属されていますが、彼の階級は兵卒という一番下の階級ですので大したことがそもそもできません。メディアの説明では資料を運搬する立場にあったので機密情報を手にすることができたとなっていますが、アメリカのセキュリティクリアランスを知っている者からすれば、兵卒レベルの人間が統合参謀議長に見せる資料を運んでいるということ自体おかしいんですよ。しかも、ペンタゴンの本省で働いているならまだしも、マサチューセッツの片田舎の空軍基地で働いているレベルなのでそんな資料、絶対に手にするわけがないんです。

──ということは、テシェイラは陰謀の犠牲者ということですか?

ジェームズ:いえ、関係者に聞いたところ、「彼はCIAにリクリートされた」と言っていました。元々空軍のインテリジェンス部隊の所属なので昇進した可能性も残りますが。いずれにせよ、彼は最低でも15年間は「服役中」ということになるので、今後表舞台に出ることはなく、別人として生き残って極秘ミッションに従事することになると思います。私自身、某国諜報機関の長官に直接リクルートされ、戸籍も全て抹消され「完全な別人」のカバーストーリーを与えられた関係者と一緒に任務に従事したことがあるので、今回の事件は「やはり」と直観的に思いましたね。

──要はスパイになるということですか?

ジェームズ:それも中東などの紛争地域に覆面で行くような極秘任務です。もちろん、いまのジャック・テシェイラという名前と顔はもう抹消されます。“ジャック・テシェイラ”はたぶん一生刑務所に入ることになるでしょう。

──顔も名前も変わって極秘任務。まるっきり映画ですね(苦笑)。

ジェームズ:映画のようなヒロイックなシーンなど一つもない世界ですが……。もう一つ気になるのがディスコードというアプリで拡散されたことです。このアプリはオンライゲームのマニアが使うチャットアプリなんですが、独特のインターネット文化を持っています。トランプ寄りの文化で、マスコミの報道では容疑者とその仲間たちは銃所持に賛成し、移民やLGBTに反対という思想を持っていたようです。これはトランプ支持者のど真ん中です。ど真ん中ではありますが、彼らは極右ではないんですよ。オルタナ右翼といった連中でもなくて、おもしろ半分で軍事機密を拡散していたレベルなんです。彼らは挑発的なことをして注目を集めることだけが楽しい、「エッジロード」と呼ばれるインターネット・オタクたちです。最近、これをバイデン政権が目の敵にして潰そうとしています。

──その程度でですか? 問題あるんですか?

ジェームズ:トランプ支持に回るかもしれないという恐れを持っています。そもそも、エッジロード文化は「アンチな反骨精神」があるから成り立つもので、ワクチン強制、LGBTQやSDGs推進といったリベラル全体主義のゴリ押ししかできなくなった民主党の極左ネタは完全に「体勢側」になっており、エッジロードたちにとっては「つまらない」を通り越し「ウザい」レベルに堕落しています。それでバイデン政権は国内でディスコードのようなプライベートチャット機能に対してもっと治安組織が介入できるように働きかけています。ディスコードのようなものがあるから情報漏えいにつながるんだという理屈です。

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画像は「Getty Images」より

──要は前回の大統領選挙のような情報統制を再び目論んでいるんですね。

ジェームズ:ですから、この事件はバイデン政権にとって一石二鳥、一石三鳥ぐらいの効果がありました。1つは、ウクライナへの支援をしなくていい状況ができましたし、2つ目はお荷物だった同盟国、パートナー国との関係も薄くなりました。また、アメリカ国内ではこれからソーシャルメディアの規制を広げていくきっかけもできました。また、諜報機関からすれば、リクルートに成功したという言い方もできるでしょうね。

──バイデン政権にとってはいいことずくめなんですね。

ジェームズ:そうなります。いずれにせよ、これから、前回の大統領選挙のような言論統制が始まることは確かでしょうね。そうなっていくと日本に対しても右派、陰謀論コミュニティに対する規制が激しくなる可能性は強いと思います。

──エマニュエル大使たちが動き出すと。

ジェームズ:日本政府もディスインフォメーション対策という名のもとに言論統制をいま仕掛けようとしてますから、間違いなくやってくると思います。日本などはアメリカの外圧がかかれば、自由や民主主義の理念も全て放り出して、簡単にゴリゴリの全体主義に向かうでしょうから。

 ともかく、今回の事件は久しぶりにロシアが絡んでいない、バイデン政権が仕込んだディスインフォメーション事件だったというのが諜報機関関係者の間では常識となっています。

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ジェームズ斉藤(@JamesSaito33)
某シークレットセミナー教官。某国諜報機関関係者で、一切の情報が国家機密扱い。国際ニュース裏情報の専門家。ツイッターはこちら

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文=中村カタブツ君

元『紙のプロレス』編集者。現在は認知科学者である苫米地英人先生の出版関連業務に携わっている。
著書『極真外伝―極真空手もうひとつの闘い』(ぴいぷる社)
編集『苫米地博士の「知の教室」』(サイゾー)
編集・構成『日本人はもっと幸せになっていいはずだ』(サイゾー)

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