研究者の64%がUFOに対する「学術的な関心」を示していることが判明!

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画像は「Getty Images」より

 近年、アメリカ政府や米軍をはじめ世界的にUFOをより科学的に研究する動きが高まっている。この動きを受けて、海外にてUFO(※)に関する「学術的な関心」があるかどうか、専門家を対象にした調査が行われた。

※ UFO(Unidentified Flying Object:未確認飛行物体)は、説明のつかない航空現象をすべて含むが、現在は「宇宙人の乗り物」という意味で用いられることが多い。そのため、現在アメリカ軍では「宇宙人の乗り物」という意味合いが強くなったUFOに替えて、説明のつかない航空現象に対し、「UAP(Unidentified Aerial Phenomena:未確認航空現象)」という呼称を採用している。最初のUFO目撃談とされる1947年の「ケネス・アーノルド事件」で、実業家のケネス・アーノルドが目撃した飛行物体について「水の上を滑る円盤のように」動いていたと描写したことから、宇宙人の乗り物を「空飛ぶ円盤(flying saucer)」と言うこともある。

 先日発表された論文によると、この調査は研究者のマリッサ・イングリング氏、チャールトン・イングリング氏、ベサニー・ベル氏によって行われたもの。彼女らは昨年、14の学問分野にわたるアメリカ国内に存在する144大学の教授、准教授、助教授ら約4万人にUFOに関するアンケートを送ったところ、約1500人から回答があったという。

 この調査で最も驚くべき点は、「あなたやあなたの身近な人が、アメリカ政府のUAPの定義に当てはまるような出所不明のものを観察したことがありますか?」という質問に対する回答であった。なんとこの質問に対して19%の人が肯定的な回答をし、さらに9%の人が 「もしかしたら見たことがあるかもしれない」と回答していたという。また「UFOの正体は何だと思うか」という質問に対しては「不明」という回答が39%と最も多く、21%が「自然現象である」、13%が「未知の知的生命体(※宇宙人)によるものである」と考えている結果が出た。

 UFOに関する学術的な研究については、「自分でUFO現象を調査したことがある」と答えた人は流石に4%と少数だったが、しかし回答した研究者の約3分の1の人が「UFO現象を調査したい」と考えていたそう。また「自分の専門分野で評判の良い研究者がいれば、自分も研究する気になる」と答えた人は43%、「研究資金が確保できれば、研究してみたい」と答えた人は55%にものぼったという。そして最終的には、個人的にそのような研究をする気があるかどうかにかかわらず、64%の学者が「UFOの謎を解明するためには現象研究への学術的関与が『非常に重要』または『絶対に不可欠』である」と回答したそう。

 UFOというと一昔前は胡散臭げな存在でしかなかったが、今回の調査により様々な分野の研究者もUFOを目撃していること、そしてUFO現象を科学的に研究することに関して前向きな姿勢の研究者が多いことが明らかになった。もしかしたら今後、UFO現象に対して更なる科学のメスが入れられていくようになるのかもしれない。

参考:「Coast to Coast AM

【本記事は「ミステリーニュースステーション・ATLAS(アトラス)」からの提供です】

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文=飯山俊樹(ミステリーニュースステーションATLAS編集部)

ミステリーニュースステーションATLAS編集部員
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