YouTuberウマヅラビデオが「呪地・吉原」にまつわる都市伝説を紹介! 日本史上最も呪われている理由とは?

 都市伝説を題材にした動画を中心に投稿する3人組YouTuber・ウマヅラビデオが、5月5日、東京・吉原の老舗ソープ店で発生した女性従業員刺殺事件を受けて、同月28日「日本で最も呪われた土地」というタイトルの動画を公開した。

 江戸時代に幕府公認の遊廓として誕生して以来、現在まで続く日本最大の風俗街「吉原」。このエリアは昔から怪奇現象の報告が跡を絶たず、”都内屈指の心霊スポット”としても知られている。

 本動画では、そんな呪地・吉原に伝わる凄惨な歴史的背景と、「徳川家康が仕組んだ」とまことしやかに囁かれている都市伝説について解説している。

折檻、妊娠、性病の蔓延… 遊女の平均寿命は2◯.7歳

 遊女といえば、豪華絢爛な着物や綺麗に結えた髪型然り、さぞかし華やかな生活を送っていただろうとイメージされることが多いが、そのほとんどは家族の借金を返済する目的で遊廓に売られてきた人々。一説によると、ろくに食事も与えられず、物同然に扱われていたともいわれている。

 なかには劣悪な環境に耐えられず、脱走を試みる者も。連れ戻された末、折檻によって死者が出ることも少なくなったという。

 さらに、吉原が”呪われた土地”と呼ばれるようになった所以のひとつには、性病の蔓延が深く関係している。

 当時はまだ治療法が確立していなかったため、性病は命に関わる難病と考えられていたそう。梅毒に感染した遊女は働くことができず自ら命を絶ったり、発疹が見つからないように暗闇の中で接客する者もいたという。

 吉原での年季奉公は10年ほどで、二十代後半で自由の身になれることが保証されていた。しかし、大半の遊女が年季を待たずして亡くなってしまうため、彼女たちの平均寿命は現代では考えられないほど儚いものだったのだ。

陰惨な出来事が繰り返される本当の理由とは

 吉原では延宝4年から慶應2年にかけて、なんと22回もの火災が発生している。

 大正12年の関東大震災では、遊女の脱走を防ぐために入り口がひとつしか設置されていなかったため、多くの人々が閉じ込められる形に。かつて敷地内に存在した弁天池(現・吉原弁財天)には、猛火から逃れるために飛び込んだ遊女、および関係者490人が溺死するという悲劇も起きている。 

 度重なる火災、心霊現象、そして今回の事件と、吉原で陰惨な出来事が繰り返される理由には、明暦2年の”吉原移転”が関係しているというーー。

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ウマヅラビデオ

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文=浅香麻亜弥(トカナ編集部)

1993年生まれ、東洋大学インド哲学科卒。不思議なこととお酒と猫が好き。アンダーグラウンド・カルチャーにまみれながら、日々修行中。 TOCANA|UFO、心霊、予言など未知の世界の情報を発信、好奇心と知的欲求を刺激するメディア
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