CIA職員ら3人の重要人物がソ連で「円盤型UFO」を目撃していた! ケネディ暗殺事件機密資料で判明
謎に包まれたJFK暗殺に関する新たな機密解除文書から驚愕の記録が発見された――。冷戦時代のソ連に滞在したアメリカの3人の要人が垂直離陸をする円盤型UFOを目撃していたのだ。
アメリカ人3人がソ連で円盤型UFOを目撃
1963年11月22日のジョン・F・ケネディ大統領暗殺に関する大量の機密文書の存在がかねてから指摘されており、「ジョン・F・ケネディ暗殺記録収集法」と呼ばれる1992年に成立した法律によって、当局は2017年10月までにすべての記録を公表することになっていた。
しかしトランプ政権に続きバイデン政権もまたFBI(連邦捜査局)とCIA(中央情報局)の指導に従って公開を遅らせてきた経緯がある。
だが今年の4月に入ってからは公開のペースが上がりはじめ、先の6月27日には1103文書が一挙に公開された。これで関連機密文書の90%が公開されたことになる。
新たに公開されたされた文書には、これまでは伏せられていた人物であるCIA職員、ルーベン・エフロンの名前が明かされている。そして彼を含む3人は1955年にソ連を訪れてUFOを目撃していたのである。
JFK暗殺の実行犯とされているリー・ハーヴェイ・オズワルド(1939-1963)を暗殺事件以前からCIAが監視していたことがこれまでに公開された機密文書から明らかになっているが、このエフロンは早い段階からオズワルドを監視していたことがわかっている。
そして今回新たに公開された機密文書の中に、このエフロンにと共にリチャード・ラッセル上院議員(民主党・ジョージア州)およびE・U・ハサウェイ中佐の3人が1955年10月に冷戦時代のソ連を訪れていた記録が残されていたのだ。
文書によると同年10月5日、3人はソ連側のスタッフと共にアジャティ(Atjaty)からアジジャブ(Adzhijabu)へ向かう列車に乗っていた。旅の最中に走行中の列車の窓の外に目を向けると「空飛ぶ円盤に似た2機の異様な円形の航空機が1分間隔でほぼ垂直に離陸するのが目撃された」のである。
公式文書には「ソ連での異常な航空機の目撃報告」は「信頼できるアメリカの監視員3名」によってなされたと記載されている。
「両方の空飛ぶ円盤は比較的ゆっくりと約6000フィート(約1800メートル)まで上昇し、その後、両方とも北に向かう水平飛行で急激に加速した」(文書より)
そして3人は線路から1~2マイル(約2~3キロメートル)南に2つのサーチライトが「ほぼ垂直に(空に)向けられている」のを目撃したと報告している。
さらに「目撃後、ソ連の列車乗務員らは慌ててカーテンを下ろし、(3人に)窓から外を眺めることを禁じた」と文書には記されている。
「アメリカの監視団は、これらの型破りな航空機が空飛ぶ円盤か円盤型航空機であると確信している」(文書より)
なぜこの3人が1955年にソ連を訪れていたのか詳細は不明なのだが、滞在中に円盤型UFOを目撃していたというのは驚くべきことである。
■JFK暗殺事件とUFO現象の興味深い接点
この後に3人はチェコ・プラハに向かい、アメリカ大使館へ赴き当時の米軍航空駐在官を務めていたトーマス・S・ライアン中佐と面会したことが記録に残されている。当然この一件が報告され話し合われたのだろう。
このUFO目撃に関するニュースは僅かながらアメリカ本国に伝わったということだが、ラッセルは「私はこの件について当局と話し合ったが、彼らは現時点でこの件を公表するのは賢明ではないという意見だ」と述べている。したがってこの一件の報道は差し控えらえたことになる。
ラッセルは後にJKF暗殺事件を検証する「ウォーレン委員会」の委員となり、事件調査の責任者の1人となった。実に意外なことに、JFK暗殺事件とUFO現象の興味深い接点が生まれたことになるのかもしれない。
そしてリー・ハーヴェイ・オズワルドの郵便通信を監視していたと言われているCIAエージェント、ルーベン・エフロンの名前が明らかになり、彼がソ連でUFOを目撃していたことは想像力を刺激する出来事といえそうだ。
アメリカ国立公文書記録管理局は今年4月以来、JFK暗殺に関する2600件以上の文書を公開したが、その中に図らずもUFOに関する文書が存在していたことは、昨今のUAP/UFO情報開示の機運をさらに高めそうだ。
参考:「Daily Mail」ほか
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