エリア51に宇宙人情報を隠蔽する悪魔崇拝組織「コリンズ・エリート」が存在する!? 宇宙人=悪魔的な非人間存在なのか?

 人類にとってUFOや宇宙人は悪魔なのか――。米空軍基地には宇宙人を“悪魔”と見なしてこの世から隠蔽するための極秘の組織「コリンズ・エリート」が存在しているという。

宇宙人を“悪魔”と見なすコリンズ・エリートとは?

 先日にはアメリカ下院で「UFO公聴会」が開かれるなど、UAP/UFO現象にまつわる情報開示が進められているが、そこでは決して触れられることのない“アンタッチャブル”な極秘の組織があるという。それは米空軍基地で活動していたとされる影の組織「コリンズ・エリート(Collins Elite)」だ。

 8月10日に公開される映画『God versus Aliens』では、1950年代以来、エイリアン・アブダクションやUFOの墜落の隠蔽に貢献してきた米軍内の秘密組織とされる「コリンズ・エリート」について、2人の専門家にインタビューしている。

 同作の監督マーク・クリストファー・リー氏は英紙「Daily Mail」の取材で「多くの人が“マジェスティック12”という、UFOに興味を持つ軍指導者や政治家からなる委員会のことを知っている。それは“エリア51”と並んでポップカルチャーの世界に存在している」と語る。

「しかし私のインタビュー対象者の2人は、それらは煙幕であり、本当の組織は(オハイオ州)のライト・パターソン空軍基地に拠点を置く“コリンズ・エリート”であると信じています。民間企業には情報公開請求(FOIA)がないため、これらの人々は政府に代わって民間組織で働いていると言われています」(リー氏)

エリア51に宇宙人情報を隠蔽する悪魔崇拝組織「コリンズ・エリート」が存在する!? 宇宙人=悪魔的な非人間存在なのか?の画像1
画像は「Wikipedia」より

 コリンズ・エリートは公式の政府組織ではないため実態の究明が難しい“アンタッチャブル”な組織ということになる。とすれば内部告発に頼らざるを得ないのだろう。

 ライト・パターソン空軍基地は、1947年に始まったUFO調査プロジェクト「プロジェクト・ブルーブック」の本拠地であり、基地にはUFOが保管されているという噂が以前からあった。

 リー氏は同作でインタビューをしたUFO研究家のブライアン・アラン氏とアブダクティーのトニー・トッピング氏の2人は、コリンズ・エリートは宇宙人は悪魔的な存在であると信じているか、悪魔的だとレッテルを貼りたがっているのではないかと示唆しているという。そしてUFOに関する情報を隠蔽するために活動していたと説明している。

 映画の中でブライアン・アラン氏は「国防情報局はこの悪魔的な要素に注目しており、この種の宇宙人を“非人間存在”とラベル付けしました。彼らはUFO現象には悪魔的な要素があると信じていました。彼らは私たちを侵略しているのではなく、それは聖書的なものなのです」と話す。

 一方トニー・トッピング氏は、このグループは墜落したUFOにアクセスできる可能性があると示唆している。

 トッピング氏は、もしアメリカ政府がUFOに関するさらなる情報を世界に公開することがあれば、このグループの活動によって宇宙人が悪魔的あるいは邪悪なものとして描かれることになるかもしれないとの考えを述べている。

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マーク・クリストファー・リー氏 「Daily Mail」の記事より

『未知との遭遇』に不敬虔なエイリアンが登場していた!?

『UFO Investigations Manual(UFO調査マニュアル)』の著者であるUFO研究家、ナイジェル・ワトソン氏はコリンズ・エリートを動機づけた「宇宙人=悪魔」というアイデアがペンタゴン内で継承されている可能性があることを指摘している。

「コリンズ・エリートはペンタゴン内の非公式なグループだったようで、宇宙人を悪魔のようなものとみなしていました。そのような考えについての確かな証拠はなく、そのような信念を持つアメリカ政府機関内の小さな秘密グループが、単なる噂や憶測に基づいて政策や行動に不当な影響を与える可能性があることを懸念しています」(ワトソン氏)

 ワトソン氏によればポール・イングレスビー牧師は「この主題は虚偽と不注意な人々に満ちていると警告した」と述べていて、彼は女王陛下に対し映画『未知との遭遇』のプレミア試写会には出席すべきではないと警告し、この映画にはマインドコントロールが仕組まれ、不敬虔な宇宙人が登場するからだと説明したという。

 コリンズ・エリートについては超常現象研究家のニック・レッドファーン氏の著書『Final Events』(2013年刊)でも語られているのだが、まだまだ情報は乏しくその実態は今もよくわかっていない。

 1990年代初頭、聖公会(イングランド国教会)の司祭であり研究者のレイ・ボーチェ氏は、コリンズ・エリートに属する2人の物理学者から同組織は悪魔的な非人間存在(Non-Human Entities、NHE)を長年研究していることを聞かされたという。そして活動の一環で悪魔崇拝の儀式を行っているというのである。

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画像は「Pixabay」より

 オンラインニュースレター「Pope Head Post」を運営するポープ・ヘッド氏によればコリンズ・エリートが長年の実験と研究で結論づけたのは、人間の魂はこれらの悪魔的存在が生命維持のために使用するエネルギーであることだ。つまり悪魔は人間の魂を栄養にして生き永らえているというのである。

 コリンズ・エリートの存在を示す文書的な証拠は今のところないのだが、彼らが認識していたようにUFOと宇宙人は悪魔的な存在なのだろうか。真相究明が難しそうなコリンズ・エリートだが、新たな動きがあればまたお伝えしたい。

参考:「Daily Mail」ほか

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文=仲田しんじ

場末の酒場の片隅を好む都会の孤独な思索者でフリーライター。
興味本位で考察と執筆の範囲を拡大中。
ツイッター @nakata66shinji

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