過去のUFO・宇宙人事件は全て米政府の謀略だった!? 「自国民を使った壮大な実験」衝撃の新理論

 史上最大のUFO事件「ロズウェル事件」と、疑惑の宝庫である「エリア51」の謎は今なお解明されていない。アメリカ当局は本当に墜落したUFOを回収し、搭乗していたエイリアンの遺体を保管しているのだろうか。米ソ冷戦時代に突如盛り上がりを見せたUFO現象について大胆な“陰謀論”が登場している。冷戦時代のUFO現象はすべて入念に計画された謀略であり“心理戦”であったというのだ。

■冷戦時代のUFO事件は対ソ心理戦!?

 未確認飛行物体は古来から世界各地で確認されており、UFOに乗ってやって来たエイリアンを示唆していると考えられる民間伝承やロックアートなども残されている。そして古代あるいは超古代に宇宙人が地球に飛来して人間を創造し、超古代文明の勃興に導いたとする“古代宇宙飛行士説”の支持も根強い。

 このようにUFO現象は人類の歴史の中であまねく見られる一方、それが取り沙汰されることが極端に増えた時期と場所がある。米ソ冷戦時代のアメリカだ。

 オルタナティブメディア「Mysterious Universe」の一連の記事によって超常現象ジャーナリストのニック・レッドファーン氏は「ロズウェル事件」や「エリア51」をはじめとする米ソ冷戦時代のアメリカでのUFO現象は巧妙に仕組まれた謀略である可能性を指摘している。

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「Mysterious Universe」の記事より

「ロズウェル事件」に匹敵するUFO墜落事件として、1948年にアメリカ合衆国ニューメキシコ州アズテックで起きた「アズテックUFO事件」の目撃者とされていたサイラス・ニュートンは、後になってから、この事件は米国政府の極秘機関に所属する2名の人物によって吹き込まれたものであることを白状している。

 彼は墜落したUFOを回収して解析したアメリカ当局が極秘裏にエイリアンの先進技術を獲得したという噂を広め、ロシアの耳に届かせるために利用されたのだと説明したのである。これはアメリカが巧妙に仕組んだソ連に対する“心理戦”であったという。

 また1955年9月、北極圏にあるノルウェー領スピッツベルゲン島で起きた未確認物体墜落事件においてNSA(国家安全保障局)の報告書がその後になって機密解除されているのだが、その中に何者かによって捏造された文書が含まれていることも指摘されている。捏造された文書の内容は、墜落した物体が地球外由来の航空機であることを示すものであったのだ。

 さらにレッドファーン氏の記事では、いわゆる「エリア51」の「S-4」と呼ばれる施設で勤務歴を持つ物理学者、ボブ・ラザー氏にも言及している。

 回収されたUFOの推進装置をリバースエンジニアリングで再現開発する研究を任され、UFOとエイリアンに関する機密情報の数々を知ることになったというラザー氏だが、レッドファーン氏によれば勤務期間中のラザー氏の耳目に触れたものは当局によって巧妙に演出された“茶番劇”であり、解雇されたラザー氏が根に持って施設の秘密を暴露するであろうことを見越した謀略だったというのである。そして、そのラザー氏の暴露発言にソ連が注目しないはずはないと踏んだのだ。

 そして、そもそもこのラザー氏の「S-4」での記憶は当時極秘裏に研究と実験が行われていた悪名高い「MKウルトラ計画」に関係したものであったという見解もある。ラザー氏の体験は洗脳技術と人心操作技術によって植え込まれたものである可能性を作家でUFO研究者のジャック・ヴァレ氏は指摘しているのである。

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