過去のUFO・宇宙人事件は全て米政府の謀略だった!? 「自国民を使った壮大な実験」衝撃の新理論

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「Mysterious Universe」の記事より

■まずは自国民を使った実験だったのか!?

 米ソ冷戦時代のUFO現象は、アメリカが巧妙に仕組んだ対ソ連心理戦であったのか――。

 しかし話は一筋縄ではいかないようだ。冷戦時代のアメリカで頻発したUFO現象は、むしろソ連のほうが大いに利用して心理戦を仕掛けていたという解釈もできなくはないというのだ。

 昨年6月にペンタゴンの“UAPタスクフォース”が発表したレポートに記されている144件の「説明不能」なUFO/UAP現象の1つに、1947年6月の「ケネス・アーノルド事件」がある。

 実業家、ケネス・アーノルド氏が自家用機でワシントン州上空を飛行中、超高速で飛ぶ9機の奇妙な飛行物体に遭遇したのが「ケネス・アーノルド事件」なのだが、この事件の1カ月後、FBIの特別捜査官であるS・W・レイノルズは、陸軍航空隊インテリジェンス部門のジョージ・F・シュルゲン准将と会談をしている。そこで話し合われたのは、UFO問題への潜在的なソ連の介入と情報操作の可能性に対処することであったという。

 FBIの記録によると、シュルゲン准将はレイノルズに「最初に報告された目撃は、ヒステリーと秘密兵器への恐怖を引き起こすことを目的とした共産党のシンパによるものだった可能性がある」と言及している。つまり、アメリカ国内の共産主義者がUFO事件をでっち上げていて、ソ連の秘密兵器であると思わせることでアメリカ人に恐怖を与える心理戦だった可能性が懸念されていたのだ。

 しかし、そのような解釈が可能であるとすれば、大きな疑問が残ることになる。アメリカ国民と同じように、なぜソ連の国民はUFO現象に脅かされていないのかということだ。冷戦時代のUFO現象は場合によってはソ連が利用した可能性はあるものの、やはり“アメリカ発”の出来事であると考えたほうが自然であるように思える。

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「Mysterious Universe」の記事より

 1949年2月から米空軍ではUFOを目撃した人の心理的調査を目的としたのプロジェクト「プロジェクト・グラッジ(Project Grudge)」が開始されたのだが、このプロジェクトで収集されたデータと分析結果は「心理戦師団および心理戦に関心のある他の政府機関」への通知が推奨されていたことが記録に残されている。

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