英国最大のUFO事件 「レンデルシャムの森事件」に“宇宙人映像”が存在!UFO事件は2度あった!?

【概要】

 イギリス史上最大のUFO(※1)事件である「レンデルシャムの森事件」は、空軍兵士らが森の中でUFOと遭遇したとされる事件。これまでに当事者の2人の兵士が接近遭遇の様子を暴露しているが、最近になって当時郡警察に勤めていた人物が新たな情報をリークした。その人物によると、二度目のUFOの接近遭遇があり、その際に映像が撮影されているという。また当時UFOに接近した兵士が放射能による熱傷を負い、米国防総省が事故を公式に認め治療費を支払っていたことも明らかになった。

【詳細】

 イギリス史上最大のUFO事件である「レンデルシャムの森事件」に新証言か――。2度目のUFO&宇宙人との接近遭遇はビデオカメラで撮影されていたというのである。

2回目の接近遭遇がビデオカメラに収められていた!?

 イギリスのUFO事件を代表する「レンデルシャムの森事件」と呼ばれる一連の出来事は、1980年12月末にかけて発生し、物理法則を無視するほどの驚異的な速度でまったく音を立てずに飛行する謎の飛行物体が森に着陸する現象が少なくとも2度、兵士たちによって観察されている。

 当時イギリス空軍に駐在していた米空軍の副司令官であるチャールズ・ホルト中佐は同年12月27日朝、サフォーク州にあるウッドブリッジ空軍基地とベントウォータース空軍基地の2つのNATO空軍基地から奇妙な目撃報告を受けた。当直の兵士たちが、基地に隣接するレンデルシャムの森でUFOが着陸する光景を目撃したというのである。

 すぐにUFOの着陸現場が調査されたのだが、確かに何らかの重い物体が地面に接地していた跡あり、その近くの地面の一部に焼け焦げた痕跡も残されていたうえに、局所的に高い放射能レベルも測定された。さらに調査中にもUFOが現れて一帯を真っ赤な光で照らしたことが報告されているが、一瞬の出来事であったため写真を撮影することはできなかった。

英国最大のUFO事件に宇宙人映像が存在! 「レンデルシャムの森事件」は2度あった!?の画像1
画像は「Wikimedia Commons」より

 この事件には、主に2人の証言者がいる。現場を調査するために派遣されたジム・ペニストン軍曹とジョン・バロウズ空軍兵は、森に三角形のUFOが着陸するのを目撃したと主張。ペニストン軍曹はなんと着陸したUFOに触れることさえできたというのだ。その手触りは滑らかで、古代エジプトの文字に似た象形文字風の表記があったという。

 ほかの兵士らからの非公式の証言や報告はいくつかあるものの、これまでペンニストン軍曹とバロウズ空軍兵士の2人だけが接近遭遇者として公にこの事件について詳述していた。

 しかしそこに新たな証言者が登場したようだ。元刑事でUFO研究家のゲイリー・ヘーゼルタイン氏は、レンデルシャムの森事件についての広範な調査の結果、当時軍警察の隊員であったエイドリアン・ブスティンサ氏から同事件のUFOについての新たな証言を得たことを明らかにしている。

 ブスティンサ氏にインタビューを行ったヘーゼルタイン氏は、彼は28日の二度目のUFO接近遭遇で直径約9メートル(30フィート)の半透明の三角形型のUFOの着陸を目撃したことを認めたのだった。

 ブスティンサ氏によれば、接近遭遇の模様はビデオカメラとムービーカメラで撮影され、同事件における2回目のUFO着陸事件として記録されたという。

 さらにブスティンサ氏は基地司令官のゴードン・ウィリアムズ大佐が2回目の接近遭遇に立ち会っていたと述べている。ちなみにウィリアムズ大佐自身はこの関与を否定している。

 UFOの近くでは宇宙人が目撃され、ブスティンサ氏はウィリアムズ大佐と宇宙人が静かに向かい合っていたように見えたと述べている。ウィリアムズ大佐は宇宙人とコミュニケーションを図っていたのだろうか。

英国最大のUFO事件に宇宙人映像が存在! 「レンデルシャムの森事件」は2度あった!?の画像2
画像は「Pixabay」より

アブダクション事件だったのか!?

 ヘーゼルタイン氏は米空軍がこの事件を隠蔽しようとしていると説明し、その中でブスティンサ氏のような新たな証言は重要性を増していると指摘している。着実に真実に近づきつつあるというのだ。

 さらにヘーゼルタイン氏はこの事件の古い文書を調べているうちに、1985年4月に当時副基地司令官だったチャールズ・ホルト中佐がレイ・ボーシュというアメリカ人研究者に直接証言を行ったことを突き止めた。

 それによればホルト氏は二度目のUFO着陸を認め、UFOはウィリアムズ大佐を含む米空軍の軍警察官に包囲されていたという。

 興味深いことに2010年にヘーゼルタイン氏はホルト氏と共にレンデルシャムの森に入り、歩きながらインタビューを行っているのだが、その中でホルト氏が数時間通信が途絶していたジョン・バロウズ空軍兵が「誘拐された可能性がある」と語っている。

 12月28日に現地調査に入った調査チームの無線が3時間にもわたって通信途絶していたという事実はかつても話題になっており、バロウズ氏がUFOに拉致されていた可能性について、元イギリス国防省職員でUFO研究家のニック・ポープ氏らも指摘している。

英国最大のUFO事件に宇宙人映像が存在! 「レンデルシャムの森事件」は2度あった!?の画像3
画像は「Wikimedia Commons」より

 この一件でバロウズ氏は大量の放射線を浴びたといわれているのだが、米軍はバロウズ氏の医療記録を機密扱いにしたので暫くは闇に包まれたままってあった。

 しかし数十年を経て、ついに米国退役軍人協会と国防総省がバロウズ氏の治療費を支払うことに同意し、文書の中で米軍は現場で発生した説明のつかない空中現象がバロウズ氏に身体的損傷を与えたことを認めたのだ。

 ともあれブスティンサ氏の証言によってその存在が明らかになった2回目の接近遭遇の模様を収録したビデオは今も当局に保管されているのだろうか。もしもその映像がリークされるようなことがあれば、事件は新たな局面を迎えることは間違いない。

(※1) UFO(Unidentified Flying Object:未確認飛行物体)は、説明のつかない航空現象をすべて含むが、現在は「宇宙人の乗り物」という意味で用いられることが多い。そのため、現在アメリカ軍では「宇宙人の乗り物」という意味合いが強くなったUFOに替えて、説明のつかない航空現象に対し、「UAP(Unidentified Aerial Phenomena:未確認航空現象)」という呼称を採用している。

参考:「Howandwhys」ほか

文=仲田しんじ

場末の酒場の片隅を好む都会の孤独な思索者でフリーライター。
興味本位で考察と執筆の範囲を拡大中。
ツイッター @nakata66shinji

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