米政府が宇宙人の実在を「1年半以内に公表」する!? ジャーナリストが主張!

 今年7月に開かれたアメリカ下院の「UFO公聴会」はUFO研究史上、画期的な出来事であったがその余波は米当局内でどのように推移しているのか。著名ジャーナリストによると今後1年~1年半以内に、地球を訪れた地球外知的生命体の存在が当局によって公表される可能性があるという――。

今後12~18か月以内に宇宙人が公表される!?

 アメリカ下院の「UFO公聴会」の重要な証言者の1人、デイヴィッド・グラッシュ氏を最初にメディアに紹介したのは調査ジャーナリストのロス・クルサート氏である。

 その後もUFO/UAPについて重要な発言を行っているクルサート氏だが、今回、豪メルボルンのラジオ放送でインタビューを受けてUFOに関する背景情報と、この現象に関連してアメリカ議会で何が起こっているのかを共有している。

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ロス・クルサート氏 画像は「YouTube」より

 話の中でクルサート氏は近い将来、UFOの真実が公になる可能性について推測し「おそらく12~18か月以内には世界が公に知ることになると思います」と驚くべき発言を行っている。来年か再来年には公式に宇宙人の存在が世の中に発表されるというのだ。

 アメリカ上院は先日、UFOに関する記録を300日以内に提出することを政府機関に義務付け、機密にしておくやむを得ない理由がない限り、記録の一般公開を義務付ける修正案を可決した。これによって、今後1年ほどで開示請求されたUFO関連の機密情報が続々と明らかになるということだ。そしてその中には「非人間生物(Non-Human Biologics)」に関する機密情報も含まれているというのである。

 クルサート氏は、国防コミュニティ内の情報開示を求める運動によって、議会内でこれらの現象についての真実を明らかにしようとする機運が高まっていると話し、将軍や提督を含む一部の高官は国民に情報を提供する時期が来たと信じていると指摘している。しかし彼はまた現時点では多数派であると思われる反情報開示派の存在も指摘し、この派閥は国家安全保障と外交関係、特に中国との緊張の高まりに対する潜在的な影響を懸念しているという。

 クルサート氏はジョー・バイデン大統領の指導能力に関する疑問や、ドナルド・トランプのような潜在的な将来の大統領がこのようなデリケートな問題にどのように対処するかについての不確実性などや、現在の政治情勢に対する懸念もあり、議会内で情報開示に対する反発があるとも指摘した。

 情報開示が国家安全保障上のリスクを引き起こす場合、大統領は特定の記録の開示を延期することができ、延期された記録を機密解除しても安全かどうかを定期的に確認することを義務付けられているという。つまり大統領の判断でこの先も宇宙人の存在が隠蔽されたままになる可能性もあることになる。

 地球外起源で非人間である知的生物、つまり宇宙人の存在の公表が近い将来にあってもおかしくない一方、まだしばらくは隠蔽される可能性も残されているようだ。

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画像は「Pixabay」より

アメリカはエイリアン技術を再現している!?

 インタビューの中でクルサート氏は、アメリカ海軍の科学技術開発部長だったナット・コビッツ氏という人物との出会いについて語っている。後にがんで亡くなったコビッツ氏は、非人間知性体の存在と複数のUFOの墜落事故機回収をクルサート氏に明かしたのだ。

 この出会いはクルサート氏がこのテーマに深く取り組むきっかけとなり、コビッツ氏を通じて関係者を紹介され、これらのつながりによって彼はより多くの情報源にアクセスすることが可能となったのだ。

「私は個人的に、この宇宙において知的種として人類だけが存在するわけではない可能性が非常に高いと考えています。また私が話を聞いた情報源から、少なくとも一応、私たちがそうであることを示唆する証拠が多数あると考えています。私たちは人間以外の知性体によって訪問されていると想定すべきです」(クルサート氏)

 クルサート氏は当局の隠蔽の理由は多面的であることを認め、1950年代の当初の秘密主義は、高度な非人間的知性との遭遇という概念によって宗教界が深く動揺するのではないかという懸念から生じたものであることを示唆した。

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画像は「Pixabay」より

「この問題の中心にある本当の理由は、私がこれまでに話した情報筋から得ているように、アメリカが間違いなく(エイリアン)技術を再現したことを知っていることだと思います。そのテクノロジーを複製し、リバースエンジニアリングしようとする試みに対して、冷戦の戦いが進行中であると私は思います。信じられないことに、これは少なくとも第二次世界大戦の終わりから続いています。あまり成功していませんが、アメリカ人はロシア人が同様の技術を持っていることを認識しており、中国人も同様です」(クルサート氏)

 つまりエイリアンの存在を公表することは、地球外の技術を保有していることを公表することにも繋がるので、当局は慎重にならざるを得ないということだ。

 クルサート氏はまた、開示が企業に与える潜在的な影響、特に地球外テクノロジーの隠蔽に関与した可能性があるロッキード・マーティンのような企業についても触れ、将来的に地球外テクノロジーに基づく特許が無効になる法案が可決される可能性もあることから、それらの企業の懸念を引き起こしているという。

 それでも情報開示の機運が高まっていることは事実であり、現在少なくとも30人の内部告発者が「非人間生物」と「UFO回収プログラム」の存在を公言している。

 はたして宇宙人の存在が公表される日は近いのだろうか。さまざまな問題が山積する激動の時代の中にあって、UFO/UAPに関しても大きな波が押し寄せていることは間違いない。

参考:「Howandwhys」ほか

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文=仲田しんじ

場末の酒場の片隅を好む都会の孤独な思索者でフリーライター。
興味本位で考察と執筆の範囲を拡大中。
ツイッター @nakata66shinji

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