インド首相官邸に“UFO出現”で警察や軍が緊急出動! 首相アブダクションか、物体の正体は?地元紙も報道!

※本記事は2018年の記事の再掲です。

 インドにUFOが現れ、警察が緊急出動したというニュースが飛び込んできた。しかもUFOが現れたのは首相官邸上空だったという――。現地メディア「Hindustan Times」が報じている。


■VIP地区に現れたUFO

 今月14日付の「Hindustan Times」の記事によれば、UFOが現れたのは今月7日午後7時半ごろだという。その場所はインドの首都ニューデリーの一角、政府機関の建物が立ち並び、ナレンドラ・モディ首相の住まう首相官邸もある超重要地域であった。日本でいえば東京・霞ヶ関上空にUFOが現れたようなものである。

 上空に現れたのは小さな丸いUFOだったという。通報を受けたデリー警察の保安部隊は直ちに現場に向かい、付近を捜索したものの、UFOはすでに姿を消していた。空軍や空港の支援を受けた捜索でも、結局何も見つからなかったとのことだ。

 デリー警察の広報官ディペンドラ・パターク氏はマスコミの取材に対し、「目撃は確認されたが、保安上の問題のため、詳細を明らかにすることはできない」と述べている。今回の通報はインド情報局や軍の治安部隊にも共有され、首相官邸付近の警備は一時的に増員され、未知の脅威に対する捜索が行われたとされる。

 

インド首相官邸にUFO出現で警察や軍が緊急出動! 首相アブダクションか、物体の正体は…地元紙も報道!の画像2モディ首相。画像は「Hindustan Times」より引用

■当局が警戒するのは…

 この事件は地元マスメディア他で取り上げられ、インターネット上でも話題となった。SNSでは「モディ首相を連れ去りにきたの?」などとすっかり笑い話にされているが、当局の態度は異なる。これがニューデリーでの最初のUFO目撃事件ではなく、昨年9月にも議会の上空で黒い円盤状のUFOが目撃されているというからだ。

 当局が恐れているのはもちろんエイリアンが乗り込んだUFOではない。地球の人間が悪意をもって飛ばしたドローンだ。近年、ドローンの進化はすさまじく、上空からの偵察だけでなく、爆弾を積み込んだ攻撃機としても使われ始めている。地元メディア「NDTV」によれば、モディ首相は暗殺のターゲットとして命を狙われていたことが発覚したばかりであり、警察をはじめとした保安部隊が神経を尖らせているのも無理のないことだ。

 ドローンの爆発的な普及によって、UFOの正体見たりただのドローンというケースは近年多数確認されているが、小さなドローンはレーダーにも映りにくく、厳重な警備の穴をも突く可能性のある厄介な代物である。もしかすると、インド観光に来た本物のUFOだった方が、警備当局にしてみればよほどマシ……なのかもしれない。

参考:「Mysterious Universe」「Hindustan Times」「NDTV」ほか

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