「月の裏側に謎の構造物、人工的な“掘削”の跡らしきもの」学術誌で発表されていた!宇宙人の地下通路か!?

イメージ画像 Created with DALL·E

 NASA(アメリカ航空宇宙局)は、当初2024年までに有人月面着陸を再成功させるアルテミス計画を発表したが、スケジュールは遅延しており、現状では月周回の有人ミッションが2025年9月に、有人月面着陸が2026年9月にそれぞれ延期されている。しかし、アメリカだけでなく、中国も月面探査機を送り込むようになった昨今、いったい何が大国を月に駆り立てているのだろうか?

 そのヒントは月の裏側にあるとされる「異常な構造」にあるかもしれない。オルタナティブサイト「The Pulse」によると、月の裏側にある直径85kmのクレーター「パラケルススC」には2つの変わった特徴があることが指摘されているという。

 2016年に学術誌「Journal Space Exploration」に掲載された論文で、地球が生命探査を行う「Society For Planetary SETI Research」のメンバーらは、アポロ15号とルナ・リコネッサンス・オービターの画像を分析した結果、人工的な構造物と“掘削”の跡らしきものがあることを発見したと報告した。

画像は「YouTube」より

 彼らは、複数の画像を組み合わせることで、クレーターに2つの壁があることを発見。また、コンピュータで作成した北東方向の透視図では、南西の端が通路の入り口のように見え、逆に南西方向から見ると、通路はもう一方の端の地形の盛り上がりで終わっており、地下につながっている可能性があることが分かった。これらの“通路”が月の地下に通じているのではないかという考えは、月が空洞であるかもしれないという仮説とも合致している。

 同論文では最後にこう述べられている。

「この論文で示された証拠に基づき、パラケルススCのこの領域は、軌道ミッションや地表ローバーによる将来の調査に値する候補の1つであると考えている。このエリアで分析された2つの特徴は、いずれも周囲の地形とは統計的に異なっている」

画像は「Image Analysis of Unusual Structures on the Far Side of the Moon in the Crater Paracelsus C(Journal of Space Exploration)」より

 本論文の著者の一人であるMark J. Carlottoは、衛星リモートセンシング、画像解析、デジタル画像処理、衛星画像処理、リモートセンシング、パターン認識などの分野で約40年の経験を持つ画像分析のエキスパートだ。1972年から1981年までカーネギーメロン大学で画像処理を学び、電気工学の博士号を取得した後、航空宇宙産業に従事した経歴を持つ。この論文に先立ち、多くの査読付き論文を執筆および共同執筆も経験している。自身のYouTubeチャンネルでは、「Unusual Structures On The Far Side of The Moon 」と題した映像で同論文で使用した画像を紹介している。

 無視できない異常な構造物が月面にあることは間違いない。問題はそれが何かということだ。人類によるものでも、自然にできるようなものでもないとしたら、地球外知的生命体が存在することを示す強力な証拠になるだろう。ただ、これまでトカナでも再三報じてきたように、米ソは月面基地の建設を本気でやろうとしてきた。米国はすでに月面基地を建設しており、ソ連がそれを核攻撃し、破壊していたという極秘文書がWikileaksに暴露されてもいる。すると、この地下通路も人類が作った人工構造物である可能性があるだろう。NASAのアルテミス計画も60年代の計画の延長線上にあるのかもしれない。一体米国は何を企んでいるのか。今後も注目していきたい。

参考:「The Pulse」、「Image Analysis of Unusual Structures on the Far Side of the Moon in the Crater Paracelsus C(Journal of Space Exploration)」、ほか

 

※当記事は2021年の記事を再編集して掲載しています。

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