古代文書が伝える“破壊の記録” 1万2000年前の古代インドで核爆発があったのか？

2024.09.03 20:00 編集部

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　1万2000年以上前、古代ヒンドゥー文明に深い爪痕を残す、想像を絶する出来事があったのかもしれない。

古代文献が伝える破壊の記録

　世界各地の古代文明は、数え切れないほどの古代文書、建造物、遺物を残し、我々の歴史認識に再考を迫っている。それらの古代文書の中には、地球上で何千年も前に起きたとされる驚くべき出来事が記されている。しかし、それらの記述の多くは、主流の学者たちから神話や民間伝承として片付けられてしまう。

　しかし、一部の人々は、古代宇宙飛行士説と呼ばれる、はるか昔に人類が地球外生命体と接触していた可能性は高いとする説を支持している。今日でも地球は地球外文明から訪問を受けていると信じる人々は多く、その証拠とされる画像、映像、記録が数多く公開されている。UFOとされる物体の目撃情報も後を絶たない。

　では、古代の人々は、自分たちが見たものをどのように記録したのだろうか？ 1万年前のインドで、UFOを目撃したとしたら、どのように記録するだろうか？

　古代文明は、世界中で岩絵、ペトログリフ、地上絵、土器、そして文字を使って記録を残してきた。多くの古代文化で語られる天から降りてきた神々、古代エジプト人が数千年前に記録した空飛ぶ円盤など、古代宇宙飛行士説を彷彿とさせるような、謎めいた遺物が世界中に点在している。

　古代宇宙飛行士説と、地球上に存在したという高度な技術は、古代インドの二大叙事詩『マハーバーラタ』と『ラーマーヤナ』の中に見出すことができるかもしれない。

　これらの古代文書には、高度な技術や宇宙人の存在を示唆する記述があると信じられている。

『マハーバーラタ』は10万の詩節からなり、18の章または巻に分かれており、これは古代ギリシアの叙事詩『イリアス』と『オデュッセイア』を合わせた長さの8倍に相当する。

　これらの古代文書は、単なる歴史物語ではない。事実、伝説、神話、教訓的な説話が織り交ぜられた、壮大な叙事詩である。美しい言葉で書かれたこれらの物語は、ヒンドゥー教の神話を育み、世界の主要な宗教の一つであるヒンドゥー教を生み出した。

古代核戦争の痕跡

　これらの歴史文書の中に、数千年前に起きた壊滅的な出来事の記述を目にすることができる。古代史の中でも類を見ないこの出来事は、　核爆弾の描写と酷似しているのだ。

　歴史家キサリ・モハン・ガングリは、『マハーバーラタ』と『ラーマーヤナ』には、とてつもない規模の核戦争の描写が数多く含まれていると主張している。

　興味深いことに、マンハッタン計画に参加していた物理学者ロバート・オッペンハイマーは、最初の核実験がアラモゴードで行われたかどうかを尋ねられた際、「ええ、まあ、現代においてはね」と答えているという。

　では、古代文書にはどのように書かれているのだろうか？そして、それが本当に数千年前に地球上で起きた核爆発を描写していると、どうして言えるのだろうか？

　古代ヒンドゥー教の聖典『マハーバーラタ』には、次のように書かれている。

「グルカは、高速で強力なヴィマナ（飛行物体）に乗り込み、宇宙の力を込めた単一の投射物を投げつけた。1万の太陽にも匹敵するまばゆい煙と炎の柱が、そのすべての輝きを放ちながら立ち上った。それは未知の武器であり、鉄の雷であり、死の巨大な使者であり、ヴリシュニ族とアンダカ族を灰に変えた。

　遺体は焼け焦げて、誰だかわからなかった。髪の毛や爪が抜け落ち、陶器は理由もなく砕け散り、鳥は白くなった。　…数時間後、すべての食料は汚染された……この火から逃れるために、兵士たちは川に飛び込み、自分たちの体と装備を洗った」

別の箇所では、次のように描写されている。

「激しい炎の矢が、大雨のように降り注ぎ、敵を包み込んだ。パンダヴァ軍を、深い闇が素早く覆った。すべての方角が闇に閉ざされた。激しい風が吹き荒れ、雲が轟轟と渦巻き、砂ぼこりを巻き上げた。鳥たちは狂ったように鳴き声をあげ…まるで世界が終わりを迎えたかのようだった。太陽は空で揺れ動き、地球は恐ろしい熱で灼熱地獄と化した。象は炎に包まれ、狂ったように走り回り…広大な地域で、他の動物たちは地面に倒れて死んだ。あらゆる方向から、炎の矢が絶え間なく降り注いだ」—『マハーバーラタ』

　上記の記述は、多くの人が核爆弾の爆発としか例えようがないような、凄まじい破壊を描写している。さらに、『ラーマーヤナ』にも、上記と非常によく似た記述が存在する。

　しかし、古代に核兵器が爆発したという説を裏付ける証拠は、これらの文書だけなのだろうか？古代宇宙飛行士説の提唱者たちは、証拠はあると主張している。