絶対に知ってはいけない童謡「サッちゃん」の4番の歌詞とは?10番まで存在、歌うと死ぬ…!?恐怖の都市伝説

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※当記事は2019年の記事を再編集して掲載しています。

 おそらく誰もが子供のころに一度は口ずさんだ経験があるだろう童謡「サッちゃん」。サチコという名の幼女について、その愛らしさとともに、遠くへと行ってしまう寂しさを親しみあふれるメロディーに乗せた不朽の名曲である。

 児童文学作家の阪田寛夫(1925~2005)、作曲家の大中恩によって生み出され、1959年にNHKラジオ「歌のおばさん」で初めて放送された。作詞者である阪田は生前、「幼馴染の少し影のある少女が幼稚園を転園したときの思い出を書いた」と明かしている。歌詞碑が建てられた大阪市阿倍野区の幼稚園は、幼少の阪田が少女と出会って別れた場所だという。

サッちゃん歌碑 Ty19080914投稿者自身による著作物, CC 表示-継承 4.0, リンクによる

■知ってはいけない! 「サッちゃん」の恐ろしい歌詞(4~10番)

 今さら指摘するまでもなく「サッちゃん」の歌詞は、3番まで。いなくなってしまったサッちゃんのその後は個々人の想像に任されている――かと思いきや、実は4番以降も存在しているという驚きの都市伝説があることをご存じだろうか? 言い伝えによって細部に多少のブレはあるが、4番以降はだいたい次のようなものである。

サッちゃんがね おべべをおいてった ほんとだよ
  だけどちっちゃいから きっと貰いにこないだろ
  悲しいな サッちゃん

サッちゃんはね 線路で足を なくしたよ
  だからお前の 足をもらいに行くんだよ
  今夜だよ サッちゃん

サッちゃんはね 恨んでいるんだ ほんとはね
  だって押されたから みんなとさよなら悔しいね
  あいつらだ サッちゃん

サッちゃんはね 仲間がほしいの ほんとにね
  だから君も 連れて行ってあげる
  やさしいでしょ? サッちゃん

サッちゃんもね 悔しかったんだ 君のこと
  なんで君は生きているの? 君がほしいよ
  ほしいな サッちゃん

サッちゃんはね 今日が死んだ 日だから
  誕生日がほしいな でも決めたんだ
  オマエガホシイ サッちゃん

10 サッちゃんはね この歌聴くと 落ち着くの
  あなたもいっしょに 歌わない?
  あの世で サッちゃん


 いかがだろう? 5番以降、内容が急転直下のごとくおぞましい変貌を遂げていることがおわかりだろう。

 この都市伝説の元は1999年に出回ったチェーンメールとされる。「○日以内に○人に同じ内容を送らなければ……」といった類の迷惑行為だ。

 では、この恐ろしいサッちゃんの歌(4番以降)の背後には、いったいどのような言い伝えがあるのだろうか?

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■佐知子ちゃんにまつわる恐怖エピソード

 都市伝説によると、真冬の北海道・室蘭で、雪の降る凍えるような夜、とある悲劇的事件が起きたという。

 下校途中だった桐谷佐知子ちゃん(年齢に関しては9歳や14歳など諸説ある)が踏切を渡ろうとした時のこと。雪で隠れていた線路の溝に彼女の足がはまり、くじいてしまった。

 佐知子ちゃんは泣き叫び、必死でその場から逃げようとしたが、電車に轢かれ、身体は胴のあたりで真っ二つに切断された。

 しかし、寒さによって傷口の血管が一時的に固まったためかすぐには息絶えず、佐知子ちゃんは苦しみ悶えながら、心臓が止まる寸前まで自身の下半身を探していた――。

 数年後のある日、かつてクラスメートだった男子2人が、面白がって「サッちゃん」の4番以降を作ってしまった。言わずもがな、佐知子ちゃんを「サッちゃん」に見立てた内容である。当時を知っている周囲の女子たちは止めるよう注意したが、男子は聞く耳を持たなかった。

 そして3日後、歌を広めた男子2人は、足のない死体となって発見された。

 この「サッちゃん」の歌(4番以降)にまつわる都市伝説を読み、賢明な読者ならすぐにおわかりだろう。そう、日本の昔話では「幽霊には足がない」とされるため、見方によっては実に日本らしい怪談と捉えることもできるのだ。

 しかし、この都市伝説にはまだ続きがある。

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■サッちゃんの襲撃から身を守る方法とは!?

 前述のようにして作り出され、一気に広まった「サッちゃん」の歌(4番以降)だが、その後、さらに恐ろしい噂が囁かれはじめる。これを歌うと、概ね次のような恐ろしいことが起きるというのだ。

――4番以降を歌うと、サッちゃんが深夜あなたを殺しにやって来て、両足と首を切り落とされてしまう。

 そして、これを避ける方法はたった2つ。

・ 時間以内にチェーンメールを送る
・ バナナを近くに置いて寝る

 なるほど、オリジナルの2番の歌詞には、サッちゃんの好物としてバナナが登場するが、足と首の代わりにバナナで見逃してくれる点がなんとも少女の幽霊らしい。

 ちなみに、「サッちゃん」の歌にまつわる都市伝説は総じて人を恐怖させるものが多いのだが、例外的に、実は4番はこんな歌詞だという説もある。

サッちゃんはね 天国に行けるよ 本当だよ
  だからみんなの 幸せ遠くから
  祈ってね ありがとね サッちゃん

 どちらを信じるか、どちらも信じないか、すべては読者の判断に委ねられているが、筆者自身は4番以降を歌った者が佐知子ちゃんの霊に殺されたという事例を知らない。そのため、彼女は天国で幸せに暮らしていると考えたいものだが……

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TOCANA編集部

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