消された…?南極の氷の下で“未知の構造物”を発見した潜水艇が行方不明に

南極の海を探索し見事な成果を遂げたドローン潜水艇だが、ミッション終了後に戻ってこなかった――。南極の海底の“魔の手”にさらわれたのだろうか。
■氷の下に潜ったまま帰らぬドローン潜水艇
南極のドットソン棚氷(Dotson Ice Shelf)の融解を調査するために起用された自律型潜水艇「ラン(Ran)」が、2024年の最初の任務中に跡形もなく姿を消した――。気がかりなのは、氷の下で一連の未知の複雑な構造物を発見した後に失踪したことだ。
ランは 全長6メートルの自律型水中探査機(ROV)で、その価値は340万ユーロ(約5億5000万円)だ。「国際スウェイツ氷河協力団(ITGC)」のチームは2022年にランを使ってこれまで人類が見たことのない南極のドットソン棚氷の下を最新式のソナーで探査した。
この作業にはほぼ1か月、27日かかり、その間に氷河の下を1000キロメートル以上往復、棚氷が浮かぶ空洞の深さ17キロメートルまで潜航して地形のマッピングを行ったのである。そしてこれまで人類が見たことがない涙のしずく型などをした、謎の地形パターンを発見する成果をあげた。

ランが送ってきたデータは、隠れた空洞や奇妙な浸食パターンを明らかにしただけでなく、氷棚の下に予期せぬ地形があることも示した。一部の専門家は、これらは未知の地質構造の残骸、あるいは極限環境微生物の“避難所”の役目を果たしている可能性があると推測している。
この発見と成果は、昨年に「Science Advances」で発表されて多くの注目を集めた。
南極の氷河が完全に溶けてしまった場合、海面の危機的な上昇を引き起こす可能性があるため、南極の氷床は気候研究の重要な場所となっている。過酷な南極という環境の中で人力での調査には限界があったが、しかしランなどのドローン潜水艇の登場が画期的な調査の進展をもたらしている。
大成果をあげてくれたランにもうひと働きしてもらおうと、アンナ・ウォーリン氏が率いるスウェーデンのヨーテボリ大学の研究チームは2024年1月、再びドットソン棚氷を訪れて調査に取り掛かったのだが、肝心のランは氷棚の下へと潜航したまま帰ってこなかったのだ。
ランは最先端のセンサーと高度なナビゲーションシステムを搭載しており、自律的に帰還できるはずだった。しかし、これらのシステムは不可解なことに正しく機能しなかった。

研究チームは何が起こったのか説明できず、検知できていなかった構造物に座礁した可能性から、未知の生物による攻撃、重大な機械故障の可能性まで、さまざまな仮説を立てている。気がかりなのはランが行方不明になる前に重要な情報を送信していたことである。この事実は“陰謀論”的な想像を膨らませるものでもありそうだ。
ランは発見すべきではないものを発見したことで“消されて”しまったのか。それとも何らかの未知の力がランに干渉した可能性はあるのだろうか。
ランは予定されていた待ち合わせ場所に現れず、その運命を説明するはずの機体は未だに発見されていないという単純な事実だけが残されている。はたしてドットソン棚氷の下に我々の理解を超える秘密が隠されているのか。より性能と信頼性を高めた“ラン2号機”の登場に期待したいものである。
参考:「espaciomisterio」ほか
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