【衝撃動画】海中を漂う“超巨大コンドーム生物”出現! 熟練ダイバーも驚愕、ついに伝説のUMAシーサーペント発見か!?

 ニュージーランドのダイバーが、まるでUMAシーサーペントのような細長く巨大な生物を目撃、撮影に成功したという。英「Daily Mail」(今月12日付)ほか、多数メディアで報じられたその驚くべき姿とは?

■海の中を漂う「超巨大コンドーム」

 ベン・ローリーさん(21)はニュージーランド北島のケープブレット近くでダイビング中、今まで見た事のないような奇妙な物体に遭遇した。ダイビング歴の長いベンさんにとっても、初めて見る不思議な生物だったという。

【衝撃動画】海中を漂う超巨大コンドーム生物出現! 熟練ダイバーも驚愕、ついに伝説のUMAシーサーペント発見か!?の画像1
画像は「Daily Mail」より引用

「それはまるで大きなコンドームのように見えました。長さは1.5フィート(約46cm)以上あって、潮の流れに乗っていました」(ベンさん)

 ベンさんはその姿をカメラに収めることに成功している。公開されている動画に映っているのは、小魚たちに囲まれた半透明の白っぽい色をした細長い生物だ。一見すると確かに巨大なコンドームにも見えるし、傘用ビニール袋が海を漂っているようにも見える。その姿は確かに伝説に語られる「シーサーペント(大海蛇)」のようだ。

 一体この奇妙な生物は何なのか? ベンさんはその正体について、パイロソームであった可能性を指摘している。

■パイロソームとは?

 ヒカリボヤ科(Pyrosomatidae)の生物は小さな個体が多数集まって群体になり、内側が空洞になっている片側が閉じた円筒を形成することが知られている。この群体をパイロソームといい、通常は長さ数cm程度であるが、今回目撃されたような長大なものになることもある。

 ヒカリボヤ科の生物は世界中の海に分布しており、過去には30mにも達する巨大なパイロソームがオーストラリアで目撃されており、その動画も残っている。学名に火を意味する「Pyro」を含み、また「ヒカリボヤ」という和名が示す通り、刺激を受けると光ることも知られている。

 今回ニュージーランドで目撃されたのは、普段は水深2000mに住んでいるものが、何らかの事情で浅瀬まで上昇してきたものではないかと推測されている。パイロソームは巨大で不気味な姿をしているが、魚たちの格好の餌でもある。動画の中でも小魚たちが周囲に集まっているが、パイロソームを形成している虫たちを食べようとしているのかもしれない。

 シーサーペントといえば伝説に語られるUMAであるが、パイロソームのような不思議な生物の目撃例が語り継がれたものなのかもしれない。
(編集部)

参考:「Daily Mail」、「YouTube」、ほか

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