「失敗した者は呪われる」ダークウェブに“悪魔崇拝カルト”の拠点があった!?

ダークウェブで偶然に発見された“最も不穏なウェブサイト”とは――。「失敗した者は呪われる」と宣告するそのウェブサイトは悪魔崇拝カルトの拠点なのだろうか。
■ダークウェブに“悪魔崇拝カルト”の拠点があった!?
いわゆる“ダークウェブ”では違法行為が数多く行われているため絶対に関わってはならないのは言うまでもない。ダークウェブは犯罪の温床であり、サイバーセキュリティの専門家はそこには不穏で恐ろしいサイトで満ち満ちていると説明する。
TikTokerの「@austinvro」は過去にダークウェブのチャットルームを訪れたことがあり、動画の企画としてもう一度ダークウェブにアクセスしたところ、すぐに「ダークウェブの間違った側」にいたことに気づいたと説明する。
「普通ならこれはクールなんだけど、これは今まで見たことのない側面だ」と@austinvroは言い、カメラを回して自分のモニターを見せた。
「ぼやけて見えるのはわかっていますが、本来はこう見えるはずです。『放浪者よ、あなたは迷っていますか? 解かれた六正道(sixfold path)が待っています』」(@austinvro)
すでに十分に奇妙な展開なのだが、彼はそれが「解体された六正道(The dissolved sixfold path)」と呼ばれるサイトであることを理解した。
「たくさんの数字が書かれていて、失敗したら呪われると書いてあるから、悪魔崇拝カルトのウェブサイトみたいだと思った」(@austinvro)

さらにそこには「それから彼は私を辱め、無価値だと感じさせようとするだろう。看守に屈服しないで。そしてあなたは価値があり、エンパワーメントを経験する準備ができていることを覚えておきなさい」というカルトっぽい文言が記されている。
「彼はあなたの影を使ってあなたを倒します。したがって、敗北を許しているのはあなただけです」と続き、「失敗した者は呪われる」とのぞっとするフレーズで締めくくられていたのだ。
@austinvroはTikTok動画の中で、このサイトのリンクを示しているが当然だが興味本位で訪問してはならない。彼はこの奇妙な悪魔崇拝カルトのサイトには見たくないものがいろいろあったと話している。
30年以上のキャリアを持つハッカーである@austinvroは、サイバー犯罪者が病院などの場所を狙ってランサムウェアに感染させ、身代金を脅し取っていると語る。
@austinvro ngl this SAVESS me💀 #fy #fyp #viral #plaudnote #plaudai @PLAUD AI ♬ original sound – austinvro
「病院が暗号化されるのを見てきたが、人々はデータの復号にお金を払うか、命を危険にさらすかという選択を迫られています」(@austinvro)
最新のランサムウェアはシステムに侵入し、すべてのデータを暗号化して“人質”に取るマルウェアであり、データを復帰させるためのキーと引き換えに“身代金”を支払う必要に迫られるのである。
「今話題になっている高額の賞金は、簡単に数千万ドルに達します。この最新の攻撃では、キャンペーンキーに7000万ドル(約104億円)が提示されました。キャンペーンキーとは、攻撃中に暗号化されたすべてのコンピューターのロックを解除するキーです。つまりこれはハイリスクなゲームなのです」(@austinvro)
ダークウェブにはほかにも“殺人依頼”や“児童関係”のリンクを含むサイトがあると彼は語る。
昨年6月の「ニコニコ動画」へのサイバー攻撃からもわかるように、社会のDX化が進む中においてサイバー犯罪のリスクは他人事ではない。社会生活においてネットの利用が不可欠なってしまった現在、サイバーセキュリティには常に細心の注意を払うべきだろう。
参考:「LADbible」ほか
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2024.10.02 20:00心霊「失敗した者は呪われる」ダークウェブに“悪魔崇拝カルト”の拠点があった!?のページです。カルト、悪魔崇拝、ダークウェブ、サイバー犯罪などの最新ニュースは好奇心を刺激するオカルトニュースメディア、TOCANAで