貴重すぎる映像に専門家も驚愕!謎の光球『球電』の鮮明な動画が撮影される

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画像は「YouTube」より

 カナダのアルバータ州中部を、ある夜、激しい嵐が襲った。幸いにも負傷者は報告されなかったが、リッチバレー近郊に住むある夫婦が、その嵐の中で世にも奇妙な光景をビデオに収めていた。自宅からわずか数百メートル先に、青白く輝く球体が浮かんでいたのだ。

 その夫婦、エドとメリンダ・パーディは、竜巻警報まで発令されるほどの嵐の様子を見ようと、午後7時ごろに自宅の裏ポーチに出た。そして、ひときわ激しい稲妻が空を切り裂いた直後、彼らは異様なものに気づく。

 エドは当時をこう振り返る。「ものすごい落雷の後、地面から6メートルくらいの高さに、火の玉のようなものが見えたんだ。それは大きな丸いボール状で、空中にとどまっていた」。メリンダはすぐさまスマートフォンを手に取り、その光景を記録した。映像には青みがかった明るい球体が数秒間空中に漂い、やがて消え去るまでの一部始終が収められていた。

夫婦が捉えた青い火の玉の正体

 メリンダは当時をこう振り返る。「あれはいったい何?」炎の色ですらなく、青みがかった色だったの」。エドによれば、その光球は直径1〜2メートルほどの「明るい青い光の球」で、ゆっくりと移動した後、「ポン」という小さな音を立てて跡形もなく消え去ったという。その不気味な光景に、彼は「家から遠くにあってくれてよかった」と胸をなでおろしたそうだ。

 この映像は、これまで撮影された中でも最も鮮明な記録かもしれない。約1キロメートル先の草原の上を、パチパチと音を立てるかのような光の球がゆっくりと漂い、23秒後に消える瞬間までがはっきりと捉えられている。

専門家も驚く稀少現象「球電」とは?

 この驚くべき映像は、エドモントンの科学館で宇宙科学の専門家として知られるフランク・フロリアン氏の元にも届けられた。彼は映像を見て「信じられない」「悪天候に伴う非常に奇妙な現象だ」と感嘆したという。

 彼の見立ては、「球電(ボールライトニング)」という、極めて稀で未だ謎に包まれた自然現象だ。
フロリアン氏によれば、雷とはそもそもプラズマ(超高温に熱せられた気体)の奔流であり、通常は一瞬で消えてしまう。しかし、ごく稀に、何らかの条件がそろうと、そのプラズマが球形を保ったまま空中に留まることがある。これが球電の正体だと考えられている。

 この現象は非常に珍しく予測不可能なため、科学的な研究はほとんど進んでいない。過去の目撃談には、開いた窓から室内に入ってきたり、地面を跳ねるように移動したりしたという報告もあるが、その多くは謎のままだ。実験室での再現も試みられてはいるが、そのメカニズムの全容解明には至っていない。今回撮影された鮮明な映像は、このミステリアスな現象を解き明かすための貴重な手がかりとなるかもしれない。

参考:Unexplained Mysteries、ほか

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