「彗星が衝突してこの世が終わる」と予言して消えた宗教指導者の不気味な警告

2000年の時点で25年以内に彗星が地球に衝突してこの世が終わると予言していた宗教的指導者がいる。ということは2025年末で世界は終末を迎えるのか――。
■新興宗教指導者「彗星が地球に衝突する」
パキスタンの精神的指導者で神秘主義者のリアズ・アハメド・ゴハル・シャヒ氏は「神の愛」の教えを広めるために、アンジュマン・セルファロシャン・エ・イスラームと呼ばれる精神運動やメシア財団インターナショナル(MFI)などいくつかの組織を設立した。
シャヒ氏が2000年に著した『神の宗教(The Religion of God)』には「地球を完全に破壊するために彗星が地球に送り込まれました。この彗星は今後20~25年以内に地球に落下すると予想されています。それがこの世の最後の日となるでしょう」との言及が記されている。

2025年の年内にもこの世が終わるというのだろうか。英紙「Independent」などによれば、シャヒ氏は2026年に小惑星が地球に衝突すると予言していたという。とすれば来年いっぱいはシャヒ氏の予言は有効なのかもしれない。
シャヒ氏は『神の宗教』が出版されてから1年後の2001年9月にロンドン滞在中に謎の失踪を遂げている。信者たちは今年84歳になるこの精神的指導者は今も生きており、現在は世間から身を隠しているだけであると主張し続けている。
MFIにおけるシャヒ氏の支持者によると、来たる彗星の衝突は大地震、津波、広範囲にわたる社会崩壊を引き起こし、現在の世界秩序の終焉を意味するという。
一方、NASAやほかの宇宙機関は、2026年までに地球を脅かすと予測される小惑星や彗星についてはノーコメントを保っている。
悪名高い宇宙岩石「小惑星アポフィス」を含むいくつかの彗星と小惑星は、最近NASAの地球衝突の可能性のある天体リストから削除された。昨年末に特定された直径67メートルの小惑星「2024 YR4」が2032年12月22日に月に衝突する可能性はあるものの、近い将来に地球に到達すると予測されている彗星や小惑星は皆無である。
2000年の時点でシャヒ氏は、この終末彗星の兆候はすでに太陽系で見られており、その宇宙岩石の一部が木星に衝突したのだと言及している。
「彗星の破片は2年前にすでに木星に落下していた。科学者たちはこれを知っており、彗星が落下する前に月かほかの惑星に移住する計画を立てている」(同著より)
同著の出版前に木星で起きた唯一の重大イベントは1994年に起きた「シューメーカー・レヴィ第9彗星」の衝突である。これは史上初めて多くの人々が目撃した地球大気圏外での天体の衝突であるが、シャヒ氏の言及がこの衝突のことなのかどうかは不明である。

一方、2025年と2026年に太陽系を通過する最も注目すべき天体は、恒星間彗星「3I/ATLAS」であり、12月19日に地球に最も近づく時点で約2億7000万kmとされ地球への衝突やニアミスの可能性はない。
普通に考えてシャヒ氏の予言は的中しそうにないのだが、一部の専門家からは太陽のまぶしさに紛れて接近する小惑星が遠くからは観測できないケースがあり得ることが指摘されている。
シャヒ氏の教えの核心は、真の精神性はすべての宗教を結びつける普遍的な力である神の愛にあるという考えであり、イスラム教の神秘主義的側面であるスーフィズムと、終末と魂の最終的な運命に宗教的な焦点を当てたイスラムの終末論を融合させたといわれている。
信者たちはシャヒ氏が救世主(イマーム・マフディー、イエス・キリスト、カルキの化身)であると主張しているが、正統派イスラム教徒から異端視され、パキスタンではシャヒ氏の主張が冒涜罪で告発されて有罪判決を受けおり、2000年に彼の著書と団体は全国的に禁止されている。
はたしてシャヒ氏の“予言”は的中してしまうのか。一説ではすでに死亡しているともいわれているシャヒが公の場に姿をあらわすことがあるのか。年末から来年にかけてシャヒ氏に関する新たな動きがあるのか気に留めておきたい。
参考:「Daily Mail」、「Independent」ほか
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2024.10.02 20:00心霊「彗星が衝突してこの世が終わる」と予言して消えた宗教指導者の不気味な警告のページです。イスラム教、彗星、小惑星、終末、宗教などの最新ニュースは好奇心を刺激するオカルトニュースメディア、TOCANAで
