【衝撃】3I/ATLASは16時間ごとに“脈動”している?宇宙船説が再燃か

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 TOCANAでも何度も紹介してきた「エイリアンの宇宙船ではないか」といわれ、世界中が少し飽き始めている謎の天体「3I/ATLAS」。この物体について、ハーバード大学の著名な宇宙物理学者アヴィ・ローブ氏がまたまた衝撃的な見解を発表した。なんと、この天体から放出されるジェットが、まるで「心臓の鼓動」のように脈打っている可能性があるというのだ。

 NASA(アメリカ航空宇宙局)が「彗星」と分類しているこの天体は、太陽系を通過しながら不可解な挙動を見せ、専門家たちを悩ませ続けている。ローブ氏は、今回の「脈動」こそが、これが地球外知的生命体のテクノロジーである可能性を示す、これまでで最大の兆候かもしれないと主張している。

「非重力加速」と16時間の周期的な鼓動

 今回の分析の背景には、NASAジェット推進研究所(JPL)の軌道データが示した、3I/ATLASの明確な「非重力加速」がある。これは、天体が重力以外の何らかの力、たとえばエンジンの推進力やガスの噴出などによって加速していることを意味する。

 ローブ氏は自身のブログで次のように解説している。「2025年7月1日の発見以来、3I/ATLASからの光は16.16時間ごとの周期で脈動するような変動を見せている」。さらに最近の画像では、天体から複数のジェットが噴き出している様子が確認されており、もしこの質量の放出が周期的に行われているなら、太陽光の散乱パターンも規則的に変化するはずだと論じている。

地球への最接近と観測の限界

 ローブ氏によれば、この複雑な「マルチジェット構造」を持つ3I/ATLASは、2025年12月19日に地球に最も接近する予定だ。最接近時の距離は約2億6900万キロメートル。現在の画像で見えているジェット構造の約100倍の距離があるが、ハッブル宇宙望遠鏡やジェームズ・ウェッブ宇宙望遠鏡による観測のターゲットとして期待されている。

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画像は「Daily Star」より

 さらに、2026年3月16日にはNASAの木星探査機「ジュノー」が約5300万キロメートルの距離からこの天体を調査する予定となっている。しかしローブ氏は、既存の探査機では距離が遠すぎるため、ジェットから放出される粒子を直接捉えて分析することは困難だろうと慎重な見方も示している。ESA(欧州宇宙機関)の探査機「Juice」も同様に、粒子を捉えるには距離がありすぎるという。

 果たして3I/ATLASは単なる彗星なのか、それとも意思を持った宇宙船なのか。その「鼓動」の正体が明らかになる日が待たれる。

参考:Daily Star、ほか

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