心臓が動く限り逃げられない… CIAの人命探知システム「ゴースト・マーマー」の戦慄

イラン南部で撃墜されたアメリカ軍のF-15戦闘機。イラン軍の厳しい捜索網が敷かれる中、山中の洞窟に身を潜めていたパイロット(コールサイン:Dude 44 Bravo)は、撃墜から2日後に奇跡的に救出された。
このハリウッド映画顔負けの救出劇の裏で、CIA(中央情報局)がある極秘テクノロジーを実戦投入していたことが判明した。その名も「ゴースト・マーマー(Ghost Murmur:幽霊のささやき)」である。
オカルトめいたコードネームだが、その正体は超長距離から人間の極めて微弱な「心拍」を探し出す、最新鋭の人間探知システムなのだという。
UFO開発疑惑の「スカンクワークス」が生んだ怪物
ニューヨーク・ポスト紙に証言した関係者によると、このゴースト・マーマーを開発したのは、米航空宇宙大手ロッキード・マーティンの極秘開発部門「スカンクワークス」だ。
軍事や航空ファンなら思わずニヤリとしてしまう名前だろう。U-2撃墜事件で知られる高高度偵察機や、あまりの異様さからたびたびUFOと誤認されたSR-71ブラックバードなど、常識外れの機体を世に送り出してきた伝説の部門である。そこが手がけたというだけで、ただの軍事ニュースにとどまらない底知れぬ凄みを感じてしまう。

情報筋はゴースト・マーマーの性能を「1000平方マイルの砂漠という広大なスタジアムの中で、たった一人の声を聞き分けるようなものだ」と例えている。東京ドームの喧騒の中で特定の誰かのヒソヒソ話を拾い上げるよりも、はるかに常軌を逸した精度だ。
「条件さえ揃えば、心臓が動いている限り、必ず見つけ出す」と関係者は豪語している。逃げ隠れが一切通用しない、ある種の絶望感すら漂うスペックである。
人工ダイヤが心臓の磁場を捉える「量子磁気センサー」
では、透視能力のようなこのシステムは一体どういう仕組みなのか。カギとなるのは「量子磁気センサー」という最先端の科学技術だ。
人間の心臓は拍動するたびに微弱な電磁波を出している。通常、このシグナルはあまりに弱く、病院の検査室で胸に直接センサーを押し当てなければ測定できないレベルだ。
しかしゴースト・マーマーは、特殊な環境で合成された人工ダイヤモンドの微小な欠陥(カラーセンター)を利用する。このダイヤにレーザーを照射すると、量子レベルでの磁場の揺らぎを検知できるというのだ。そこから得られた膨大なデータはAIによって瞬時に処理され、環境のバックグラウンドノイズから「特定の個人の心拍シグナル」だけを浮き彫りにする。

まるで超能力者のような話だが、最先端の量子物理学とAIの掛け合わせによって実現した紛れもない現実である。
究極の守護神か、それとも監視社会の完成か
今回、救出の舞台となったイランの荒涼とした砂漠地帯は、電磁波の干渉が極めて少ない「クリーンな環境」だった。他の人間のシグナルがほぼ存在しなかったため、ゴースト・マーマーの初陣としてはこれ以上ない理想的なテストケースになったという。
パイロット自身も緊急ビーコンを持っていたとはいえ、その位置は正確には掴めていなかった。もしこの幽霊のささやきがなければ、彼はイラン軍に捕らえられていた可能性が高い。
すでにこの技術はブラックホーク・ヘリコプターでのテストに成功しており、将来的にはF-35戦闘機への搭載も計画されているという。
現段階ではデータの処理に時間がかかり、ノイズの多い都市部や、一瞬の判断を要する攻撃的な作戦にすぐさま転用できるかは不明だとされている。しかし、軍事テクノロジーの進化は我々の想像を常に超えていく。遠くない未来、壁の向こうにいる人間の心拍や感情の揺れまで、上空から完全に把握できるようになるかもしれない。
心臓が動いている限り、どこに隠れても居場所が筒抜けになる。それは味方にとっては究極の守護神だが、敵に回せばこれほど恐ろしいシステムはない。都市伝説で語られてきた「全人類監視社会」の足音は、知らぬ間にすぐ背後まで迫っているのかもしれない。
参考:Daily Mail Online、ほか
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2024.10.02 20:00心霊心臓が動く限り逃げられない… CIAの人命探知システム「ゴースト・マーマー」の戦慄のページです。CIA、テクノロジー、極秘などの最新ニュースは好奇心を刺激するオカルトニュースメディア、TOCANAで