ギザの大ピラミッドの真の目的は「宇宙との通信施設」!? 重力波を利用した星間通信システム説が浮上

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 エジプト・ギザの大ピラミッドは王家の墓という以上の意味と機能をもっていたのか――。最近の研究でクフ王のピラミッドは「宇宙規模の通信のための高度なシステム」であったという説が提唱されている。

■大ピラミッドの“宇宙通信施設説”

 エジプトのギザの大ピラミッドの真の目的をめぐる議論が再燃しているようだ。

 イランのシャヒード・ベヘシュティ大学のジャラル・ジャファリ氏が2025年3月に発表した研究では、クフ王の大ピラミッドが“重力灯台”として機能し、地球の空間座標を符号化して宇宙規模で通信を行っている可能性を示唆している。

 ジャファリ氏はギザのピラミッド群にあるクフ王、カフラー王、メンカウラー王の3つのピラミッドに注目した。これらのピラミッドは、正確に北西から南東の方向に一直線に並んでいるのだ。そしてギザの大ピラミッドの側面が東西南北に正確に向けられているのは、古代エジプトにおける幾何学、天文学、測地学に関する高度な理解を示していると主張している。

 論文はピラミッドの正確な地理的位置、建築的な比率、そして地球の自転との整合性によって、星間規模での一種の「重力送信機」として機能できた可能性があると主張している。

 この理論はギザの大ピラミッドが地球上の非常に特殊な場所に建設され、そこに隠された数学的なメッセージが込められている可能性があるという考えに基づいている。

 このピラミッドは北緯29.979234度に位置しており、この数値は小数点以下をずらすと光速(毎秒299,792,458メートル)に非常に近い。論文では、この類似性は意図的なものだったのではないかと推測している。

 ジャファリ氏はまた、地球の太陽周回運動が、電波の搬送波に似た、周期的な重力パターンを生み出すと提唱した。この理論によれば、ギザの大ピラミッドの固定された位置と地球の自転によって、そのパターンは時間とともにわずかに変化、つまり「変調」される可能性があるという。

 要するにピラミッドが地球と太陽の重力関係を調節し、星間通信のための“宇宙信号エンコーダー”として機能しているというのだ。

 もしこれが事実であれば、ピラミッドは墓や記念碑としてだけでなく、巨大な惑星規模の灯台(ビーコン)、あるいは通信システムの一部として機能していた可能性があることになる。

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 とはいえ彼の理論は発想として新しいものではなく、一部の代替考古学者たちは、ギザの大ピラミッドは地球外文明と共に地球の自然エネルギーを利用したり、通信したりするために設計されたと主張してきた経緯もある。

 これらの説では、その構造物が花崗岩の共鳴特性を利用して、エネルギーや音の無線送信機として機能したと提唱されることが多い。

 ジャファリ氏はまた、カフラー王とメンカウラー王のピラミッドの位置は、システム内に変化を生み出すために意図的に配置された可能性があり、それによって理論的な信号が自然な背景ノイズから際立つようにしたのではないかと提唱した。

 重力波計算の観点から見ると、3つのピラミッドは高度に秩序だったパターンを形成しているように見えると論文は結論づけているが、この考えは依然として推測の域を出ず、今後さらなる検証が必要であることを認めている。

 はたしてクフ王の大ピラミッドは“重力灯台”であり「宇宙規模の通信のための高度なシステム」の一部であったのか。ご存知のように大ピラミッドの地下に「地下都市」が存在する可能性も示唆されているのだが、それがこの“宇宙通信施設説”にも関連してくるのか、今後の研究の進展に期待したい。

参考:「Daily Mail」ほか

文=仲田しんじ

場末の酒場の片隅を好む都会の孤独な思索者でフリーライター。
興味本位で考察と執筆の範囲を拡大中。
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